ベランダや陸屋根の防水工事は何年目で必要?耐久年数や最適な防水工事を紹介!


住宅のベランダや陸屋根には防水工事メンテナンスが必要と言うことをご存知でしょうか?

外壁塗装などと同じく、防水工事も適切な時期に行う必要があります。


今回は、ベランダや陸屋根に適している防水工事を紹介いたします。

耐久年数や失敗しないためのポイントも紹介いたしますのでぜひ最後までご覧ください。




目次
1.防水工事の種類と耐久年数
2.陸屋根に採用される絶縁工法と密着工法とは?
3.防水工事が必要な劣化症状
4.防水工事で失敗しないためのポイント


防水工事の種類と耐久年数

防水工事

耐久年数

工期

シート防水

10~20年

1~4日

ウレタン防水

10~15年

3~10日

FRP防水

12~20年

1~2日


防水工事は種類によって耐久年数は様々です。

また、住宅の施工箇所によって適正な方法を選ぶ必要があります。

それぞれの特徴やメリットをみてみましょう。




シート防水


シート防水は、
防水工事用の塩化ビニールシートを使う施工方法で、陸屋根や屋上の施工に適しています。


既製品のシートを使うため、防水層にバラつきが起きにくく、安価で防水工事を行う事ができます。


シートの継ぎ目や、端の部分は剥がれが起きやすいため、施工経験が豊富な専門業者に依頼することが重要です。




ウレタン防水


ウレタン防水は、
ウレタン樹脂を塗布し、厚さ2mm~3mm程度の防水層を形成する施工方法です。

柔軟性のある施工方法なため、複雑な形状や斜行のある面、立ち上がり部分の施工もしやすいのが特徴。


一般の戸建て住宅で行われるウレタン防水の施工方法には「密着工法」と「メッシュ工法」があります。



密着工法

下地に接着剤を塗布し、直接ウレタン樹脂を塗ります。

費用が安価でよく採用される方法です。

軽量なため、建物への負担も少なく安心です。



メッシュ工法

下地に接着剤を塗り、メッシュシートを張ってからウレタン樹脂を塗布する施工方法です。

下地とウレタン樹脂の間にメッシュを挟む事で、耐久性が上がり、家の揺れや衝撃に強くなります。




FRP防水


FRP防水とは、
ガラス繊維に樹脂を重ね塗りする施工方法です。

耐久性に優れており、摩擦や衝撃にも強いため、人の出入りが多いベランダに適しています。

硬化後は、車が走っても耐えられるほど、非常に硬く仕上がります。




アスファルト防水


アスファルト防水は、アスファルトと合成繊維を含んだシートを高温で溶かし、張り重ねて防水層を形成する防水方法です。


防水工事の中では歴史が古く、ビルやマンションの陸屋根に採用されてきました。

しかし、アスファルトは重量があるため、建物に負担がかかるだけでなく、施工中は熱したアスファルトから煙や臭いが発生するため、一般住宅のリフォームで採用されることはありません。



こうちゃんペイントは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。外壁屋根塗装だけでなく、リフォームも行っておりますのでお気軽にご相談ください。




陸屋根に採用される絶縁工法と密着工法とは?


陸屋根を防水工事する際は、「絶縁工法」と「密着工法」のどちらかを選ぶ必要があります。


どんな工法があるか、知っておくだけでも、見積もりやプラン作成などをスムーズに進める助けになります。




絶縁工法


下地と防水層の間に、通気層を作る方法
です。


通気緩衝シート、通気用脱気筒などを設置した後、シートや樹脂で防水層を作ります。

下地から発生する水蒸気を逃す働きがあり、耐久性が良いのが特徴です。


しかし、防水層が下地と密着していないため、人が歩いたり、物を移動させたりするなどの衝撃に弱いという面もあります。

ベランダや人の出入りが多い屋上には、あまり向いていない工法です。




密着工法


ベランダや陸屋根の下地に防水層を密着させる方法
です。

工程が少ないため、工期が短く、コストも抑えることができます。


しかし、下地がしっかりしていない場合や、水を含んでいる場合などは、施工後に膨れが起きるなどの不良が起こる可能性があります。




防水工事が必要な劣化症状


防水工事の種類によって、耐久年数は様々ですが、寿命を迎えていない場合でもメンテナンスが必要な場合もあります。


放置してはいけない劣化症状を紹介いたします。




ひび割れの発生


幅0.3mm程度のひび割れを「ヘアークラック」と呼びます。

この程度のひび割れなら急いでメンテナンスを行う必要はありませんが、トップコートの劣化が始まっている状況なので、業者に相談する事をおすすめします。


トップコートの塗り直しは5年に1度程度行う事をおすすめします。


ひび割れが1mmを超える場合は早めにメンテナンスを行いましょう。

ひび割れから雨漏りを起こしてしまうと、木材を腐らせ、修繕費の負担も増えてしまいます。




トップコートが剥がれている・色褪せ


人の出入りや、紫外線による劣化でトップコートが剥がれている場合、色が禿げてしまう為、見た目でも簡単に判断できます。

トップコートの塗り直し、もしくは防水工事を行う必要があります。


劣化状況や経年によって必要な工事は変わりますので、業者に現場調査を行ってもらう事をおすすめします。




表面が膨れている


色褪せだけでなく、防水層が膨れてしまっている場合は、水蒸気が溜まって、下地から剥離してしまっています。

剥離した防水層が破れたり穴が空いてしまうと、雨水が侵入してしまう恐れがあります。


早めのメンテナンスをおすすめします。




水溜まりが残る・コケの繁殖


水はけが悪くなってしまうと、コケやカビが発生してしまいます。

何度掃除してもコケが繁殖してしまう、と言う場合は、部分的に水はけが悪い状態となっている可能性があります。


住宅にとって水はけが悪い状態が続くのは好ましくありません。

湿った状態が続くと劣化が早まってしまう場合もあります。

業者に相談する際は、水溜まりが発生する箇所の修繕も同時に行ってもらいましょう。




防水シートがめくれている


防水シートがめくれている、剥がれている場合は早急に業者へ相談しましょう。

下地が雨水に晒されている状態です。


雨漏りを起こしてしまうと大掛かりな修繕工事が必要となってしまいます。




防水工事で失敗しないためのポイント


失敗しないためのポイントを押さえておく事で、失敗や無駄な費用の発生を防ぐこと

ができます。


防水工事は専門的な要素が多いため、事前に確認しておくとスムーズに計画を進める事ができます。




メンテナンスを後回しにしない


住宅のメンテナンス全てに当てはまるポイントが
「適正な時期にメンテナンスを行う」という事です。

住宅の建材や設備にはそれぞれ耐久年数や寿命があります。


まだ使えるから、見た目が大丈夫だから、とメンテナンスを後回しにしてしまうと、目に見えない部分で劣化が進んでしまい、結果的に大きな修繕費がかかってしまうこともあります。


ウレタン防水、FRP防水の場合は、トップコートのみを塗布するメンテナンスを5年おきに行う事で、防水層を長持ちさせることができます。




ウッドデッキや人工芝を使用している場合は定期的に確認


ベランダや屋上にウッドデッキや人工芝を敷いている場合は、定期的に剥がしたり、掃除をして、防水面を確認するようにしましょう。


見えない部分でひび割れなどが起きている可能性もあります。




現在の防水種類を確認する


業者へ相談する場合には、現場調査時に防水工事の種類や防水材のメーカーなどが分かるとスムーズに状態を確認できます。

建築時の設計プランや図面などの書類が残っている場合は、用意しておくと安心です。




防水工事と外壁塗装を同時に行う


防水工事を行う時期が、外壁塗装の寿命が近い場合や、防水工事を行う部分に雨漏りの症状がある場合は、外壁塗装も同時に行う事をおすすめします。


リフォームは、なるべくまとめて行う事がメンテナンスコストの削減になります。


また、雨漏りを起こしている場合、原因は複数箇所の可能性もあります。

外壁からも雨漏りが起きている場合は、防水工事のみでは解決できません。


防水工事専門業者へ依頼する


防水工事は専門的な知識が必要なだけでなく、手作業で防水層を作り上げるため、豊富な知識と、職人の経験とが重要になります。


防水工事の施工事例が豊富で信頼できる業者へ依頼することをおすすめします。




まとめ

今回は、ベランダや陸屋根、屋上などに必要なメンテナンス「防水工事」について、重要なポイントを紹介いたしました。


外壁塗装などと違い、メンテナンスが必要という事があまり知られていないため、気づいた時には雨漏りが発生してしまっている場合が多くあります。


家の寿命を伸ばすためには住宅メンテナンスを適切な時期に行うことが重要です。




住宅のお困りごとは是非、こうちゃんペイントまでご相談ください。



こうちゃんペイントは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。外壁屋根塗装だけでなく、リフォームも行っておりますのでお気軽にご相談ください。


 

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