外壁のカバー工法って何?外壁塗装との違いやメリット・デメリットも紹介!


外壁のメンテナンスは塗装だけでなく、カバー工法や貼り換えという工法がある事をご存じでしょうか。


今回は、外壁カバー工法の適切な状況や、施工内容、メリット・デメリットについても紹介いたします。


住宅のメンテナンスは周囲環境や劣化状況によって適切な方法を選ぶことが重要です。

是非最後までご覧ください。




1.外壁のカバー工法とは?
2.外壁カバー工法と外壁塗装どちらがいいの?
3.カバー工法に使われる金属サイディングとは?
4.カバー工法のメリット・デメリット
5.外壁カバー工法成功のポイント



外壁のカバー工法とは?


出典:IG工業 SF-ガルステージシャイン


外壁のメンテナンスは塗装が一般的ですが、カバー工法では、既存の外壁の上に新しい外壁を重ね貼りして、メンテナンスを行う方法です。


既存の外壁が弱っている時や、雨漏りを複数箇所で起こしている場合などに有効です。


カバー工法の工程

現場調査・現場確認

事前に現場調査をしてカバー工法が的確か、施工可能か調査します。

施工ができると判断されたら、既存の外壁の劣化部分や修繕が必要な部分を確認し、修繕方法を確認します。


施工が始まる前にも現場確認をして、安全の確保や足場設置で邪魔になる物は移動しておきます。



足場設置

外壁工事の際は足場の設置が必要です。

外壁の張り替えが可能なスペースを確認しながら、足場を設置します。



既存外壁の修繕

補強が必要な部分や、雨漏りを起こしている部分を修繕します



防水シート・土台水切り材取り付け

既存の外壁が設置から20年を超えている場合は、雨漏りのリスクを避けるため、防水シートの貼り付けが必要です。


また、外壁下部には、土台水切り材を取り付けます。

雨水や湿気の侵入を防ぐ役割があります。



胴縁の取り付け

外壁のカバー工法で重要な役割を果たすのが胴縁です。


既存の外壁に重ね貼りの外壁材を固定する役割の他に、通気層を作るという重要な役割があります。

通気層は、内部に入り込んだ雨水を排水させる・断熱効果を高める・湿気、結露の発生を防ぐ、といった効果があります。



サイディングの上貼り

新しい外壁材を胴縁に取り付けます。

外壁のデザインに合わせて貼り付ける位置や方向を確認しながら作業します。



コーキング作業

外壁の繋ぎ目、窓との繋ぎ目などにコーキングを打っていきます。

雨水の侵入を防ぐため、慎重に作業されます。



完了検査・足場解体・お引き渡し

施工が完了したら、全体の検査を行い、最終確認をします。

施工に不備がなければ足場を解体し、お引き渡しが行われます。





こうちゃんペイントは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。外壁屋根塗装だけでなく、リフォームも行っておりますのでお気軽にご相談ください。




外壁の状況によって施工できない場合がある


既存の外壁が胴縁の設置ができない程劣化している場合、外壁内部の木材が雨漏りなどでレッカしていて大掛かりな補強工事が必要な場合など、カバー工法が行えない場合もあります。


業者に現場調査を行ってもらい、施工が可能か、カバー工法が適切か、など確認をしてもらいましょう。




外壁カバー工法と外壁塗装どちらがいいの?


外壁塗装が適している場合

・築10年程度で外壁の劣化は無く、塗膜の補修でメンテナンスが可能

・築年10〜20年程度で、コストを抑えたメンテナンスを行いたい



カバー工法が適している場合

・築30年を超えている

・デザインを一新したい

・既存の外壁の劣化で塗装のみの修繕では不安




カバー工法に使われる金属サイディングとは?


出典:アイジー工業 SP-ガルスパン

外壁のカバー工事は、建物に負担をかけないため、軽量の金属サイディングを使用します。


アルミのサイディング材や、断熱一体型ガルバリウム鋼板など、費用や機能性によって外壁を選ぶ必要があります。



メンテナンスフリーという誤認識

ガルバリウムの外壁はメンテナンスフリー、という誤認識が一部で広まっていますが、一般的なサイディング壁より寿命は長いものの、フッ素コートのガルバリウム外壁でも、設置から30年程度で塗装メンテナンスが必要です。




カバー工法のメリット・デメリット


メリット

・断熱材入りの外壁材を使う事で断熱性が高まる

・外壁を重ねるため遮音性向上が期待できる

・塗装メンテナンスより長持ちするため、長期的コスト削減が期待できる

・張り替えと比べて費用が抑えられ、工期も短い



デメリット

・建物全体の重量が重くなるため地震の際は揺れが強くなる恐れがある

・外壁塗装に比べてコストがかかる

・塗装と比べてデザインのレパートリーが少ない




外壁カバー工法成功のポイント


外壁カバー工法の費用は決して安くありません。

後悔のない施工になるよう、カバー工法を成功させるためのポイントを確認しましょう。



築年数や耐久年数と費用を比較する


外壁のカバー工法が最も適している時期は築20年〜30年頃と言われています。

それまでは、外壁塗装メンテナンスで十分に修繕が可能です。


外壁材の寿命は種類によって様々ですが、築20年頃から劣化が始まります。

適切な時期に塗装メンテナンスを行っていれば、外壁材の寿命は30年〜40年程度と言われていますが、既存の外壁材が使用できない状態になるまで放置してしまうと、カバー工法が行えなくなってしまうため、築30年頃までに施工する事をおすすめします。



実績が豊富な業者へ依頼する


住宅のリフォーム・メンテナンスで一番重要なポイントは業者選びです。


リフォームは、新築住宅と違い、劣化状況を見誤ったり、見逃してしまうと、十分に修繕されず、すぐに不具合やトラブルが起きてしまう可能性があります。


施工実績や施工事例が確認出来て、安心して任せる事ができる専門の業者へ依頼する事が重要です。



アフターケアのしっかりした業者へ依頼する


リフォームの場合、目に見えない箇所で劣化が進んでいる場合もあり、修繕を行っても、すぐに不具合が起きてしまう場合があります。


外壁のカバー工法の場合は、湿気・結露、剥がれなどのトラブルが発生する事が稀にあります。

施工後のアフターケアや補償内容は、契約前にしっかり確認しておきましょう。



見積もりは複数の業者へ依頼する


見積もりは複数の業者へ依頼する事をおすすめします。

最も重要なポイントは【見積もり金額だけで決めない】という事です。


見積もりに書かれている施工内容もしっかり確認しましょう。

「外壁カバー工法一式」など、詳細が書かれていない見積もりには注意が必要です。


施工後、トラブルに遭わないためにも、契約書にサインをする前に、施工内容や金額の詳細、アフターケアの内容を必ず確認しましょう。




必要なリフォームは一度にまとめて行う


リフォームの場合、こまめにメンテナンスを行うより、まとめて行う方がコストの削減になります。


外壁工事の場合は、屋根メンテナンスを同時に行うことも検討しましょう。

外壁と屋根のメンテナンス費用の中でも大きな割合を占めているのが足場設置・解体費用です。

一度にまとめて行うことで足場設置が1回で済むため、費用を大幅に削減する事ができます。




まとめ

今回は外壁のカバー工法について、工程やメリット・デメリット、施工のポイントも紹介いたしました。


外壁のメンテナンスを行う際は、寿命を確認して、長期的コストパフォーマンスの良い施工方法を選ぶ事が重要です。


施工方法を選ぶ事が難しい場合は、まず業者へ相談してみる事をおすすめします。

こうちゃんペイントには外壁メンテナンスの専門資格保有者が在籍しており、現在の劣化状況や周囲環境なども考慮して、ご要望に沿ったプランを作成させていただきます。


ご相談やお見積もりは無料です。

ぜひお気軽にご相談ください。


!こうちゃんペイント・ご相談はこちら!




こうちゃんペイントは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。外壁屋根塗装だけでなく、リフォームも行っておりますのでお気軽にご相談ください。

 

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