屋根のカバー工法は断熱効果もあり!メリットやデメリット、おすすめの屋根材も紹介!
屋根のメンテナンスには、塗装の他にもカバー工法という方法もある事をご存じでしょうか。
カバー工法は屋根の耐久性を上げるだけでなく、断熱効果もある施工方法です。
今回は屋根のカバー工法について、施工方法やメリット・デメリット、おすすめの屋根材も紹介いたします。
最後にはこうちゃんペイントで施工させていただいた事例も紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.屋根のカバー工法とは?
2.屋根のカバー工法が有効な症状
3.カバー工法で断熱性を上げるポイント
4.屋根のカバー工法のメリット・デメリット
5.カバー工法におすすめの屋根材
6.こうちゃんペイントの施工事例を紹介!
屋根のカバー工法とは?
「屋根のカバー工法」とは、既存の屋根に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
塗装可能な屋根材の場合、1回目のメンテナンスは、大きな破損や劣化がなければ、塗装で十分に修繕が可能です。
しかし、屋根材の寿命が近づいている場合や、パミール屋根などの塗装ができない屋根材を使用している場合は、カバー工法か、葺き直しでメンテナンスを行う必要があります。
パミール屋根って何?
アスベストの規制が始まる頃に発売された耐久性の低い屋根。
ミルフィーユ状に剥がれるという劣化症状が現れるため、塗装では修繕ができない。
パミールの他にも、コロニアルNEOなど、当時販売された屋根材には、耐久性が低く塗装で修繕ができない物が複数ある。
アスベスト規制に合わせて急いで開発され販売開始となってしまったため、耐久性の低い屋根材が採用されてしまったという背景がある。
屋根のカバー工法が有効な症状
塗装メンテナンスより、コストのかかってしまうカバー工法ですが、劣化症状などによっては、カバー工法が有効で、長期的に見てコストを抑える事が可能な場合もあります。
パミール屋根・コロニアルNEOなどの塗装不可な屋根材を使用している
耐久性が低く、塗装では修繕できない屋根材の場合は、カバー工法で新しい屋根材を被せる必要があります。
・屋根の寿命が近いている
一般的に採用されている事の多いスレート屋根の寿命は20年〜30年程度と言われています。
表面の塗膜だけでなく、屋根材自体の耐久性も低下している場合は、カバー工法で屋根材を重ね、屋根材自体を新しくする必要があります。
・経年劣化が進んでいる
初めての屋根塗装は築10年頃が適切な時期です。
適切な時期にメンテナンスがされないと、塗膜の耐久性が低下し、屋根材の劣化が進んでしまいます。
寿命の時期を迎えていなくても、屋根材が弱っている場合はカバー工法で新しい屋根材を重ねる必要があります。
カバー工法で断熱性を上げるポイント
屋根のカバー工法は、既存の屋根に新しい屋根材を重ねるため、施工前より屋根の断熱性が上がります。
屋根の断熱性を、より高めたい場合は、断熱材が挟まれているタイプの屋根材を選ぶことで、更に断熱性を上げる事ができます。
屋根の断熱は、夏場、2階の暑さ解消などの効果を感じる事ができます。
冬場の寒さ解消など、家全体の断熱性を高めたい場合は、窓の断熱など、複数のリフォームを組み合わせる事をおすすめします。
屋根のカバー工法のメリット・デメリット
どんな施工方法にもメリットとデメリットがあります。
経年劣化の具合や、住宅全体の状態も考慮して施工方法を選ぶ必要があります。
メリット
・既存屋根の撤去、処分費用がかからないため、コストを抑える事ができる
・撤去作業がないため、工期が短い
・塗装と比べ、次のメンテナンスまでの期間が長く長期的コストパフォーマンスが良い
・家の断熱性を高めることができる
デメリット
・屋根塗装より費用がかかる
・屋根の劣化状態によって施工不可の場合がある
・瓦屋根の場合は施工不可
・建物全体の重量が重くなるため耐震性に気をつける必要がある
カバー工法におすすめの屋根材
屋根のカバー工法には軽くて丈夫な屋根材を選ぶ必要があります。
耐久性が低いと、コストをかけて施工を行っても、すぐにメンテナンスが必要になってしまうこともあるため、慎重にプランを立てましょう。
ディーズルーフィング
耐久年数30年、保証期間も30年と安心して採用することができるディーズルーフィング。
超軽量ながら、耐久性の高さも併せ持っている屋根材で、施工性も高いため、部分的なメンテナンスや修繕もしやすいのが特徴です。
独自の8層構造でできており、一般的な金属屋根材よりも耐久性に優れています。
ベースのスチールを、ジンカリウムメッキで処理しているため、万が一傷がついても、ベースのスチールがサビにくいため、耐久年数が長く、長期間メンテナンスのいらない屋根材です。
スーパーガルテクト
遮熱塗装処理を施した耐久性の高いガルバリウムと断熱材を組み合わせたIG工業独自の屋根材。
穴あき補償が25年ついているため、塩害のある地域でも安心して採用することができます。
超軽量で強風や地震にも強く、カバー工法に最適の屋根材です。
断熱材が挟まれている構造なため、カバー工法の断熱効果がより高まります。
一般的なガルバリウム屋根と違い、遮音性に優れており、強い雨の日も雨音が響く事はありません。
こうちゃんペイントの施工事例を紹介!
こうちゃんペイントで施工させていただいた、屋根カバー工法の事例を紹介いたします。
ぜひ参考にご覧ください。
東金市 屋根カバー工事・防水工事
東金市日吉台 G様邸 屋根カバー工事はD’sルーフィングのディプロマットスター バルコニーFRP防水・付帯塗装・雨樋交換も行いました
修繕が必要な部分をお打ち合わせさせていただき、ご予算に合わせたプランを提案させていただき、相見積もりの中、当社へご依頼をいただきました。
屋根の劣化が進んでいたため、耐久性の高いディーズルーフィングをカバー工法にて施工させていただきました。
バルコニーの防水工事も同時に行い、家全体の耐久性が上がりました。
雨漏りの心配もありません。
住所 |
東金市 |
施工箇所 |
屋根 ベランダ 雨戸 軒天 玄関 雑鉄部 破風板 雨樋 |
施工内容 |
屋根カバー工事 |
工期 |
約1カ月 |
築年数 |
30年 |
使用商材 |
屋根:D'sルーフィング ディプロマットスター 色 オニキス |
大綱白里市 屋根カバー工事・外壁塗装
大網白里市みずほ台 H様邸 外壁塗装 屋根カバー 「細部塗装まで丸ごと安心パックで長期の安心をお届け」
外壁塗装と屋根のカバー工法をご依頼いただきました。
屋根は経年劣化で耐水機能が低下し、屋根全体にコケが繁殖していました。
外壁は全体的に綺麗な状態でしたが、経年劣化でコーキングのひび割れや壁材の浮きが見られました。
外壁はフッ素塗料で塗装し、屋根は耐久性が高いスーパーガルテクトの屋根材でカバー工法し、家全体の耐久性が上がりました。
耐久年数も長いため、安心して過ごしていただけます。
住所 |
大網白里市 |
施工箇所 |
外壁 屋根 コーキング シャッター バルコニー バルコニーパンチング 基礎 軒天 雑鉄部 破風 雨樋 |
施工内容 |
外壁塗装 屋根カバー工事 基礎塗装 |
工期 |
27日 |
築年数 |
23年 |
使用商材 |
外壁:AGCボンフロン弱溶剤エナメルGT-SR 色:ブルーグレイ/スレートグレー 屋根:スーパーガルテクト 色:シェイドブラック |
まとめ
今回は、屋根のカバー工法について、断熱性を上げる効果や、メリット・デメリットも紹介いたしました。
住宅メンテナンスで重要なポイントは、長期的なコストパフォーマンスを考慮してプランを立てるという事です。
せっかくリフォームをしても数年で再度メンテナンスが必要になったり、その都度、細かくリフォームを繰り返してしまうと、余計なコストがかかってしまいます。
まとめてできるリフォームは同時に行えるよう計画を立てる事をおすすめします。
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