シャッターで防犯対策は可能?後付けシャッターのメリット・デメリットを解説

シャッターで防犯対策は可能?後付けシャッターのメリット・デメリットを解説

防犯対策において、シャッターの役割はどのようなものでしょうか?多くの方が、空き巣被害やプライバシーの侵害を心配していますが、窓シャッターを後付けで設置することでその不安を軽減できるかもしれません。

本記事では、シャッターの防犯効果やその種類、設置方法、さらには防犯効果を高める工夫について詳しく解説します。電動シャッターと手動シャッターの違い、台風対策や防火性能、防音・遮光機能など、シャッターが持つさまざまな機能についても紹介します。

シャッターを活用することで、どのようにして安心感を得られるのか、また他の防犯対策と組み合わせるメリットについても触れます。シャッターを使った効果的な防犯対策を知りたい方、どのタイプが自宅に最適かを迷っている方にとって役立つ情報をお届けします。ぜひ最後までご覧ください。

目次

シャッターの防犯効果と重要性

シャッターの防犯効果と重要性

シャッターは、防犯対策として非常に有効な手段の一つです。特に戸建て住宅やガレージの窓に設置することで、空き巣などの侵入窃盗を防ぎ、家や家族の安全を守る役割を果たします。

警察庁のデータによると、住宅への侵入窃盗の手口として窓ガラスを破る「ガラス破り」が多く発生しており、窓の防犯対策は非常に重要です。 シャッターの防犯効果は、その強度と設置場所によって大きく左右されます。頑丈な素材で作られたシャッターは、侵入者が窓やドアを破ろうとする際の物理的な障壁となり、侵入の時間を稼ぐことで犯行を諦めさせる効果があります。一般的に、空き巣は侵入に5分以上時間がかかると判断した場合、犯行を諦める傾向があるとされています。また、シャッターが設置されていることで、空き巣は侵入が難しいと判断し、他のターゲットに移る可能性が高くなります。

シャッターの主な防犯効果

以下に、シャッターの防犯効果の主なポイントをまとめます。

特徴説明
物理的なバリアとしての強度スチール製やアルミ製のシャッターは、窓ガラスに比べて破壊が困難で、侵入に時間がかかる
開口部の遮断窓やガレージの開口部を完全に覆い、直接的な侵入経路を遮断することで、ガラス破りなどの手口を防止できる
視線の遮断閉めることで視線を遮り、室内の様子を見られにくくし、下見の段階で侵入者が室内の情報を得にくくなる
抑止効果侵入に時間がかかるため、犯行を断念させる抑止効果があり、視覚的にも防犯意識の高い住宅であることを示せる
開閉時の音開閉時の音が発生するため、侵入の際に気づかれやすく、特に手動式シャッターは開閉時に音が出るため、不審者の侵入を察知しやすい

このように、シャッターは単なる開閉機能だけでなく、家や家族の安全を守る重要な防犯設備としての役割を担っています。特に空き巣被害の多い地域や戸建て住宅では、防犯対策としてシャッターの設置を検討することが非常に効果的です。

シャッターが必要な理由

住宅の窓は侵入窃盗の主な侵入経路となっており、警察庁の調査データによると、戸建て住宅への侵入手口の多くがガラス破りによるものです。窓ガラスは簡単に割ることができ、侵入者はガラスを破った後、内側から鍵を開けて侵入します。この手口に対して、シャッターは非常に有効な防犯対策となります。

また、シャッターは防犯効果だけでなく、台風や強風時の飛来物から窓ガラスを守る防災効果、外部の騒音を軽減する防音効果、日光を遮る遮光効果など、多様な機能を持っています。このため、防犯対策と同時に生活の質を向上させることが可能です。

防犯対策としてのシャッターの種類

防犯対策としてのシャッターの種類

防犯対策としてシャッターを検討する際には、まずどの種類のシャッターが自宅やガレージに適しているかを理解することが重要です。

シャッターには主に手動式と電動式があり、素材や設置方法によっても特徴が異なります。また、新築時に設置するタイプと、既存の住宅に後付けするタイプもあります。ここでは、代表的なシャッターの種類とそれぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

操作方法別

手動シャッター
手動シャッターは、手で開閉操作を行うタイプのシャッターです。電動に比べて構造がシンプルで、故障が少なく耐久性が高いという特徴があります。電源が不要なため、停電時でも開閉が可能で、ランニングコストがかからない点も魅力です。価格も電動シャッターに比べて安価なため、コストを抑えたい方におすすめです。

ただし、開閉に労力がかかり、特に高い位置にある窓や大きな窓の場合、操作が煩雑になる可能性があります。高齢者や力の弱い方には負担となる場合もあるため、設置場所や使用する方の状況を考慮する必要があります。

電動シャッター
電動シャッターは、電動モーターによる自動開閉が可能なタイプです。リモコン操作やスイッチで簡単に操作でき、利便性が非常に高いのが特徴です。開閉が迅速に行えるため、急な雨や外出時にも素早く対応できます。また、タイマー設定やセンサーとの連動も可能で、防犯性能が高い製品も多くあります。

デメリットとしては、停電時に開閉が困難になる点が挙げられます。ただし、最近の製品では手動での開閉も可能な機能を備えたものが多く、万が一の際も安心です。また、初期費用が手動シャッターに比べて高めとなりますが、操作の簡単さと防犯効果の高さから、多くの住宅で採用されています。

素材別

スチールシャッター
スチール製のシャッターは、強度が非常に高く、侵入防止に優れた性能を持っています。主に店舗やガレージで使用されることが多く、防犯性能を最優先する場合におすすめです。また、防火性能も高く、火災時の延焼を防ぐ効果も期待できます。

ただし、重量があるため設置が大掛かりになり、見た目が重厚で住宅には不向きな場合もあります。また、価格もやや高価になる傾向があります。耐久性が高く長持ちするため、長期的に見ればコストパフォーマンスは良いといえます。

アルミシャッター
アルミ製のシャッターは、軽量で扱いやすく、腐食に強いという特徴があります。デザイン性が高く、住宅の外観に合わせて選択できる種類も豊富です。スチールに比べて強度はやや劣りますが、一般的な住宅の防犯対策としては十分な性能を持っています。

価格は中程度で、手動・電動両方のタイプがあります。軽量なため、手動式でも比較的楽に開閉できる点が魅力です。多くの住宅で採用されており、バランスの取れた選択肢といえます。

設置方法別

後付けシャッター
後付けシャッターは、既存の住宅の窓やガレージに取り付けることができるタイプです。リフォームや防犯強化を目的として導入されることが多く、設置が比較的簡単なのが特徴です。新築時にシャッターを設置していなかった場合でも、後から防犯対策を強化できるため、非常に便利です。

ただし、設置場所によっては見た目が変わることもあり、建物の構造によっては設置できない場合もあります。設置費用がかかりますが、専門業者に相談することで、自宅に最適な後付けシャッターを選択できます。

以下の表は、主なシャッターの種類を防犯性能、操作方法、費用面、メリット・デメリットで比較したものです。

シャッターの種類防犯性能操作方法費用の目安主なメリット主なデメリット
手動シャッター高い
物理的バリアとして強固
手動で開閉
紐やストラップで操作
5万円〜15万円程度
比較的安価
故障が少なく耐久性が高い
電源不要でランニングコストがかからない
停電時も使用可能
開閉に労力がかかる
操作が煩雑な場合もある
高齢者には負担
電動シャッター非常に高い
リモコン操作で迅速に閉められる
電動モーターによる自動開閉
リモコンやスイッチで操作
10万円〜30万円以上
手動より高価
操作が簡単で便利
防犯性能が高い
リモコンやセンサー連動も可能
タイマー設定が可能
停電時に開閉が困難(手動切替可能な製品もあり)
初期費用が高め
メンテナンスが必要
スチールシャッター非常に高い
強度が高く侵入防止に優れる
手動・電動両方あり15万円〜40万円程度
やや高価
頑丈で長持ち
防犯効果が高い
防火性能も優れる
店舗やガレージに最適
重量があるため設置が大掛かり
見た目が重厚で住宅には不向きな場合も
価格が高め
アルミシャッター高い
軽量で扱いやすい
手動・電動両方あり8万円〜25万円程度
中程度の価格
軽量で腐食に強い
デザイン性が高く住宅向け
手動でも開閉が楽
種類が豊富
スチールに比べて強度は劣る
防犯性能はやや劣る場合も
素材の厚みで性能差がある
後付けシャッター設置するシャッターの種類による
基本的には既存の窓やガレージに取り付け可能で防犯効果を高める
手動・電動両方あり
既存の窓に合わせて選択
10万円〜30万円程度
設置費用がかかる
リフォームや防犯強化に便利
設置が比較的簡単
新築時に未設置でも後から対応可能
設置場所によっては見た目が変わることも
費用がかかる場合がある
建物構造によっては設置不可

雨戸との違い

シャッターと雨戸は混同されがちですが、防犯性能には大きな違いがあります。雨戸は主に風雨から窓を守るための設備で、防犯性能はシャッターに劣ります。雨戸は手動が一般的で、比較的安価に設置できますが、簡単に開けられる構造のため、防犯効果は限定的です。

一方、シャッターは錠やロック機構がしっかりしており、強度も高いため、防犯対策としてより効果的です。防犯を重視する場合は、雨戸よりもシャッターの設置を検討することをおすすめします。

このように、目的や予算、設置場所の条件に応じて最適なシャッターを選ぶことが防犯対策のポイントとなります。特に後付けシャッターは既存の住宅に防犯性をプラスできるため、リフォームや防犯強化を考えている方におすすめです。

シャッターの設置方法と注意点

シャッターの設置方法と注意点

シャッターの設置は、防犯対策としての効果を最大限に引き出すために非常に重要なポイントです。特に既存の戸建て住宅やガレージの窓に後付けする場合、適切な方法で設置しなければ、十分な防犯性能を発揮できないことがあります。ここでは、シャッターの設置方法と注意すべきポイントについて詳しく解説します。

設置方法の種類

シャッターの設置方法は大きく分けて、専門業者による設置とDIYによる設置の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分の状況に合った方法を選択することが重要です。

以下の表は、それぞれの設置方法の特徴とメリット・デメリットをまとめたものです。

設置方法特徴メリットデメリット
専門業者による設置正確な測定と安全な取り付けが可能
法令遵守も確実
施工技術が高い
高い防犯性能を確保できる
トラブルが少ない
保証やアフターサポートが充実
電動シャッターの電気工事も対応
費用がかかる(工事費用が別途必要)
スケジュール調整が必要
見積もりや相談に時間がかかる場合も
DIYによる設置比較的安価で自分で設置可能
一部の簡単なタイプ向き
手動シャッターが中心
費用を抑えられる(工事費不要)
設置の自由度がある
自分のペースで作業できる
技術や工具が必要
誤った設置で防犯効果が低下する可能性
電動シャッターは難易度が高い
保証が受けられない場合も

設置の流れ

後付けシャッターの場合、既存の窓やガレージの形状に合わせてカスタマイズが必要となることが多く、専門業者に依頼するのが一般的です。設置の流れは以下のようになります。

  1. 相談・問い合わせ:専門業者や販売店に問い合わせ、設置可能かどうか確認する
  2. 現地調査:業者が現地を訪問し、窓のサイズや設置場所の状態を正確に測定する
  3. 見積もり:商品価格と工事費用を含めた見積もりを受け取り、検討する
  4. 商品選択:手動・電動、素材、デザインなどを選択し、発注する
  5. 施工:専門業者が設置工事を行う(通常、1窓あたり半日〜1日程度)
  6. 動作確認:開閉操作、鍵の施錠、電動の場合はリモコン操作などを確認する
  7. 説明・引き渡し:操作方法やメンテナンス方法の説明を受ける

設置時の注意点

設置前には、窓のサイズや設置場所の状態を正確に測定し、設置可能かどうかの確認を行うことが重要です。以下のポイントに注意しましょう。

  • 隙間をなくす:防犯効果を最大化するためにシャッターの隙間をなくし、しっかりと固定することが重要
  • 建物の強度確認:設置場所の強度や耐久性も確認し、必要に応じて補強工事を行う
  • 法令・規制の確認:地域の建築基準や防犯条例などの法的規制をチェックし、必要な許可や届出がある場合は適切に対応
  • 消防法の確認:防火地域などでは防火性能のあるシャッターが必要な場合もある
  • 隣家への配慮:シャッターの設置により隣家の日照や通風に影響がないか確認する
  • 電動シャッターの電源確保:電動シャッターの場合、電源の確保と電気工事が必要
  • 停電時の対応確認:電動シャッターは停電時の手動操作方法を確認しておく

設置費用の目安

設置費用はシャッターの種類や設置方法、住宅の条件によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

シャッターの種類商品価格の目安工事費用の目安合計費用の目安
手動アルミシャッター5万円〜12万円3万円〜8万円8万円〜20万円
電動アルミシャッター8万円〜20万円5万円〜10万円13万円〜30万円
手動スチールシャッター10万円〜25万円5万円〜10万円15万円〜35万円
電動スチールシャッター15万円〜35万円5万円〜15万円20万円〜50万円

※上記は1窓あたりの目安です。実際は現地調査の結果、設置条件や窓の種類により変動します。

業者選びのポイント

シャッターの設置を業者に依頼する際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 施工実績が豊富で、技術力が高いこと
  • アフターサポートや保証が充実していること
  • 見積もりが明確で、追加費用の説明がしっかりしていること
  • 複数の業者から見積もりを取り、比較検討すること
  • 口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選ぶこと
  • 商品の品質やメーカーの信頼性も確認すること

設置後の確認事項

設置後は、以下の項目を確認し、操作方法をしっかり理解しておくことが大切です。

  • シャッターの開閉操作がスムーズに行えるか
  • 鍵の施錠が確実かどうか
  • 電動シャッターの場合、リモコン操作や安全装置の使い方
  • 停電時の手動操作方法
  • メンテナンス方法と頻度
  • トラブル時の連絡先

これらのポイントを踏まえて、シャッターの設置を行うことで、より効果的な防犯対策が実現できます。設置に関する質問や不明点がある場合は、専門業者や販売店のサポートセンターに問い合わせることをおすすめします。多くのメーカーや業者では、無料相談や資料請求サービスを提供していますので、ぜひ活用してください。

シャッターの防犯効果を高めるための工夫

シャッターの防犯効果を高めるための工夫

シャッターは防犯対策として効果的ですが、その効果をさらに高めるためにはいくつかの工夫が必要です。単にシャッターを設置するだけでなく、使い方や補助的な機能と組み合わせることで、より強固なセキュリティを実現できます。ここでは、シャッターの防犯効果を最大化するための具体的な方法を紹介します。

1. 高強度のシャッター選び

防犯性能の高いスチール製や厚みのあるアルミ製のシャッターを選び、物理的な侵入を困難にします。特に後付けの場合は、強度の確認が重要です。製品のカタログやメーカーの公式サイトで、防犯性能や耐久性のデータを確認しましょう。CP認定製品など、警察庁が認定する防犯性能の高い製品を選ぶことで、より安心できます。

また、シャッターの構造も重要です。スラット(羽根)の厚みや材質、ガイドレールの強度などが防犯性能に影響します。専門業者に相談し、自宅の環境に最適な製品を選択することをおすすめします。

2. 鍵とロックの多重化

シャッターには複数の鍵を設置したり、鍵の種類を工夫して侵入を防ぎます。補助錠を追加することで、万が一メインの錠が破られても、侵入に時間がかかるようになります。リモコン操作が可能な電動シャッターでも、手動鍵の併用が安心です。

特に店舗やガレージなど、高額な物品を保管している場所では、錠の強化は非常に重要です。ディンプルキーなど、ピッキングに強い錠を使用することも効果的です。

3. 防犯センサーやカメラとの連動

シャッターの開閉を検知するセンサーや監視カメラと連動させることで、侵入の兆候を早期に察知し、抑止力を高めます。センサーが異常を感知すると、室内の警報装置が作動したり、スマートフォンに通知が届くシステムを導入すれば、外出時でも安心です。

防犯カメラは、シャッター周辺に設置することで、下見に来た不審者を記録し、犯罪の抑止につながります。カメラが設置されていること自体が、視覚的な抑止効果を持ちます。

4. タイマー設定と自動制御

電動シャッターの場合、タイマー設定機能を活用することで、在宅を装うことができます。長期の旅行や外出時に、毎日決まった時間にシャッターを開閉する設定にすることで、留守であることを悟られにくくなります。

また、日照センサーと連動させて、日没時に自動で閉まる設定にすることも可能です。施錠の閉め忘れを防ぐことができ、防犯効果が向上します。

5. 防犯ガラスや防犯フィルムとの併用

シャッターだけでなく、窓ガラス自体にも防犯対策を施すことで、多層的な防御が可能になります。防犯ガラスや防犯フィルムを使用することで、万が一シャッターが破られても、ガラス破りに時間がかかり、侵入を防ぐことができます。

防犯フィルムは比較的安価に導入でき、既存の窓ガラスに貼るだけで効果があります。シャッターと併用することで、相乗効果が期待できます。

6. 照明・ライトとの組み合わせ

シャッター周辺に人感センサー付きのライトを設置することで、不審者が近づいた際に自動で点灯し、威嚇する効果があります。光は犯罪者が最も嫌う要素の一つであり、照明の設置は非常に有効な防犯対策です。

また、室内から見て外の様子が確認しやすいように、適度な照明を保つことも重要です。暗い場所は侵入者にとって都合が良い環境となるため、照明設備を充実させましょう。

7. 日常的なチェックとメンテナンス

シャッターの開閉動作や鍵の状態を定期的に確認し、不具合があれば早めに修理することで、防犯性能を維持します。異音がする、動きが鈍い、錠がかかりにくいなどの症状があれば、すぐに専門業者に相談しましょう。

特に電動シャッターは、モーターやセンサーの定期点検が必要です。メーカーが推奨するメンテナンススケジュールに従い、適切なケアを行うことで、長期間にわたり高い防犯効果を維持できます。

8. 複数の防犯対策の組み合わせ

シャッターだけでなく、防犯ガラス、防犯カメラ、センサーライト、警備会社のサービスなどを組み合わせることで、総合的な防犯効果が向上します。多層的な防犯対策を施すことで、侵入者にとって非常に侵入が困難な住宅となり、犯行を諦めさせる確率が高まります。

以下の表は、シャッターと組み合わせると効果的な防犯対策をまとめたものです。

組み合わせる防犯対策効果導入のしやすさ
防犯ガラス・防犯フィルムガラス破りを困難にし、侵入時間を延ばす比較的簡単(フィルムは後付け可能)
防犯カメラ抑止効果と証拠記録中程度(配線工事が必要な場合も)
センサーライト不審者を光で威嚇簡単(電池式やソーラー式あり)
防犯センサー開閉を検知して警報比較的簡単(無線式あり)
警備会社のサービス24時間監視と緊急対応やや困難(契約と費用が必要)
補助錠鍵の多重化で侵入困難度を上げる簡単(後付け可能)

9. 適切な使用と施錠の習慣化

どんなに性能の高いシャッターでも、閉め忘れや施錠し忘れがあっては意味がありません。外出時や就寝時には必ずシャッターを閉めて施錠する習慣を身につけることが、最も基本的で重要な防犯対策です。

家族全員が防犯意識を持ち、シャッターの開閉と施錠を日常的に確認することで、空き巣や侵入窃盗のリスクを大幅に減らすことができます。

これらの工夫を取り入れることで、シャッターの防犯効果が格段に高まり、空き巣や泥棒の侵入をより強力に防ぐことができます。安全な住まいづくりのために、ぜひ参考にしてください。次の見出しでは、シャッター以外の防犯対策についても詳しく解説します。

シャッター以外の防犯対策

シャッター以外の防犯対策

シャッターは効果的な防犯手段ですが、より高い防犯効果を目指すためには、シャッター以外の防犯対策も併用することが重要です。

多層的な防犯システムを構築することで、侵入窃盗のリスクを最小限に抑えることができます。ここでは、代表的なシャッター以外の防犯対策を紹介し、それぞれの特徴やメリットを解説します。

主な防犯対策の種類

防犯対策特徴メリット補足説明
防犯カメラの設置不審者の監視と記録が可能
屋外用と室内用がある
犯罪抑止効果が高い
証拠映像として利用可能
遠隔監視も可能
設置場所や画質により効果が変わるため、適切な設置が重要。スマートフォンと連動できるタイプが人気
防犯センサーの活用窓やドアの開閉を感知
振動や人の動きも検知可能
侵入を即座に察知し警報
音やライトで威嚇可能
スマホに通知も
シャッターと連動させるとより効果的。無線式なら簡単に設置できる
防犯ガラス・防犯フィルムの利用ガラスの破壊を困難にする
飛散防止効果もある
空き巣の侵入時間を稼ぎ、抑止力に
台風時の飛来物対策にもなる
シャッターと併用すると防犯性能が大幅に向上。防災効果も期待できる
照明・ライトの設置夜間の死角を減らす
人感センサー付きがおすすめ
不審者の接近を防止し犯罪を抑止
帰宅時の安全性も向上
玄関、ガレージ、窓周りに設置。光は犯罪者が最も嫌う要素の一つ
警備会社のサービス利用24時間の見守りと緊急対応
セコムやALSOKが代表的
専門のセキュリティスタッフが対応し安心感が高い
火災やガス漏れにも対応
月額費用がかかるが、総合的なセキュリティを確保できる。高額商品を扱う店舗にもおすすめ
玄関ドアの強化ピッキングに強い鍵への交換
補助錠の追加
ドアスコープカバー設置
玄関からの侵入を防ぐ
多重ロックで時間を稼ぐ
シャッターで窓を強化したら、玄関の対策も忘れずに。ディンプルキーやスマートロックがおすすめ
庭や外周の整備見通しを良くする
足場になるものを置かない
死角を減らし侵入経路を限定
下見の段階で諦めさせる
植栽の手入れ、脚立や工具の片付けなど、日常的な管理が重要
近隣との防犯協力地域の見守り活動や情報共有
防犯パトロールへの参加
相互に監視し合うことで犯罪発生率を低減
地域全体の防犯意識向上
地域の防犯ネットワーク構築が効果的。自治会や警察との連携も有効
防犯意識の向上住人の防犯習慣の強化
施錠確認の徹底
日常的な注意で被害を防止
コストをかけずに実践可能
窓やドアの施錠確認、留守時の対策、SNSでの情報発信に注意など、基本的な習慣が重要

防犯対策の組み合わせ例

効果的な防犯対策のためには、複数の方法を組み合わせることが推奨されます。以下は、住宅のタイプ別におすすめの組み合わせ例です。

一般的な戸建て住宅の場合:

  • 窓:電動シャッター + 防犯フィルム + 補助錠
  • 玄関:ディンプルキー + 補助錠 + ドアスコープカバー
  • 外周:防犯カメラ + センサーライト + 見通しの良い庭
  • 総合:防犯意識の向上 + 近隣との情報共有

店舗や事務所の場合:

  • 窓・シャッター:スチール製電動シャッター + 防犯ガラス
  • 玄関:高性能な錠 + 補助錠 + 防犯カメラ
  • 全体:警備会社のサービス + 防犯センサー + 照明強化
  • 夜間:警備員の巡回 + 遠隔監視システム

ガレージの場合:

  • 開口部:電動シャッター + 補助錠
  • 内部:防犯カメラ + センサーライト
  • 周辺:見通しの良い環境 + 照明設備

防犯対策の優先順位

予算や時間に制限がある場合は、以下の優先順位で対策を進めることをおすすめします。

  1. 施錠の徹底:最も基本的で重要。コストゼロで今すぐ実践可能
  2. 窓の強化:シャッターまたは防犯フィルムの設置。侵入経路の多くが窓から
  3. 玄関の強化:高性能な鍵への交換と補助錠の追加
  4. 照明の設置:センサーライトなど、比較的低コストで効果が高い
  5. 防犯カメラの設置:抑止効果と証拠記録のため
  6. 総合的なセキュリティシステム:予算に余裕があれば警備会社のサービスも検討

これらの防犯対策は単独でも効果がありますが、シャッターと組み合わせることで相乗効果が期待できます。複数の対策をバランスよく取り入れ、自宅や店舗の安全性を高めることが、空き巣や泥棒から家を守る上で非常に有効です。防犯対策を検討する際は、設置環境や予算、生活スタイルに合った方法を選ぶことをおすすめします。

専門業者に相談する際は、現在の防犯対策の状況を伝え、最適な組み合わせを提案してもらうと良いでしょう。多くの業者では、無料の防犯診断や相談サービスを提供していますので、ぜひ活用してください。

シャッターを長持ちさせるためのメンテナンス

シャッターを長持ちさせるためのメンテナンス

シャッターは防犯対策として設置するだけでなく、長期間にわたり高い効果を維持するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。

特に後付けシャッターの場合は、設置環境によって摩耗や劣化が進みやすいため、適切なケアが重要です。また、電動シャッターはモーターや電気系統の点検も必要となります。

ここではシャッターのメンテナンス方法と長寿命化のためのポイントをわかりやすく解説します。

定期点検のチェック項目

まず、シャッターの定期点検では以下の項目をチェックしましょう。日々の使用の中で異変に気づいたら、すぐに対応することが大切です。

点検項目チェック内容頻度の目安
動作のスムーズさシャッターの開閉が引っかかりなくスムーズか確認する。異音がしないかもチェック。月1回
鍵やロック機構鍵のかかり具合や錆び、破損の有無を確認する。錠が固くないかもチェック。半年に1回
外観の傷や劣化シャッター表面の傷やサビ、塗装の剥がれをチェックする。変形がないかも確認。半年に1回
レールやガイドの状態レールにゴミや異物が詰まっていないか、磨耗や変形がないか確認する。3ヶ月に1回
電動部分(電動シャッターの場合)モーターの動作音、リモコンの反応、停電時の手動切替機能を確認する。半年に1回
安全装置の作動確認障害物検知機能など、安全装置が正常に作動するか確認する。半年に1回

メンテナンスの具体的な作業内容

次に、メンテナンスの具体的な作業内容としては、以下のようなものがあります。これらの作業を定期的に行うことで、シャッターの性能を長期間維持できます。

1. レールや部品の清掃
埃や汚れを取り除き、異物の詰まりを防ぎます。レールに砂や小石が入っていると、動作不良の原因となります。柔らかいブラシや掃除機を使って丁寧に清掃しましょう。特に台風や強風の後は、飛来物が入り込んでいないか確認が必要です。

2. 潤滑剤の塗布
開閉の滑らかさを保つために、レールや可動部に適切な潤滑剤を使用します。ただし、シリコンスプレーなど、ホコリを吸着しにくいものを選びましょう。油性の潤滑剤は汚れを引き寄せやすいため注意が必要です。メーカー推奨の潤滑剤を使用することをおすすめします。

3. 錆びの除去と塗装の補修
錆が見つかった場合は早めに除去し、塗装の剥がれは補修して腐食を防ぎます。特にスチール製のシャッターは錆びやすいため、定期的なチェックが重要です。小さな錆や傷でも放置すると拡大するため、早期対応が肝心です。

4. 鍵のメンテナンス
鍵穴の清掃や鍵の動作確認、必要に応じて鍵の交換を行います。鍵穴にゴミが詰まっていると、施錠がスムーズにできなくなります。鍵穴専用のクリーナーを使用すると効果的です。

5. 部品の交換
摩耗や破損がある部品は速やかに交換し、安全性を維持します。ストッパーやローラー、ベルトなどの消耗品は定期的に交換が必要です。異音や動作不良を感じたら、専門業者に点検を依頼しましょう。

6. 電動シャッターの電気系統チェック
電動シャッターの場合、配線の劣化やモーターの異常がないか確認します。リモコンの電池交換も忘れずに行いましょう。また、停電時の手動操作方法を定期的に確認し、家族全員が使い方を理解しておくことも大切です。

長持ちさせるのための使用方法

シャッターの長寿命化には、日常的な使用方法の見直しも重要です。以下のポイントに注意しましょう。

  • 無理な力をかけずに開閉する(特に手動シャッター)
  • 開閉途中で止めずに、完全に開くまたは完全に閉める操作を心がける
  • 電動シャッターは、動作中に障害物がないか確認する
  • 台風や強風時は、シャッターを閉めて固定する
  • 長期間使用しない場合も、時々開閉して動作を確認する
  • 異音や動作不良を感じたら、すぐに使用を中止して専門業者に相談する

専門業者による定期点検

定期的な専門業者による点検やメンテナンスもおすすめです。プロによる検査は見落としがちな不具合の早期発見につながり、結果的に修理費用の節約にもなります。特に電動シャッターは、電気系統やモーターの専門的な点検が必要となるため、年1回程度は業者に依頼することをおすすめします。

多くのメーカーや施工業者では、定期メンテナンスサービスを提供しています。設置時に保証内容やメンテナンスプランを確認し、適切なサポートを受けられるようにしておきましょう。

メンテナンス費用の目安

最後に、シャッターのメンテナンスにかかる費用の目安を以下の表で紹介します。費用はシャッターの種類や設置環境、作業内容によって異なりますが、参考にしてください。

メンテナンス内容費用の目安作業時間の目安
定期点検(専門業者)5,000〜15,000円1〜2時間
潤滑剤塗布・清掃3,000〜8,000円30分〜1時間
錆び除去・塗装補修10,000〜30,000円2〜4時間
鍵の修理・交換5,000〜20,000円30分〜1時間
部品交換(ローラー、ベルトなど)10,000〜50,000円1〜3時間
電動モーターの修理・交換30,000〜100,000円以上2〜4時間
全体的なオーバーホール50,000〜150,000円半日〜1日

※上記は一般的な目安です。シャッターのサイズや状態、作業内容によって変動します。

トラブル時の対応

シャッターにトラブルが発生した場合は、以下のように対応しましょう。

  • 開閉ができない、異音がするなどの異常を感じたら、無理に操作せず使用を中止する
  • 設置業者やメーカーのサポートセンターに連絡し、状況を説明する
  • 応急処置の方法を聞き、専門家の点検を依頼する
  • 保証期間内であれば、無料または割引料金で修理できる場合もある
  • 緊急時は24時間対応のサービスを利用する(料金は通常より高め)

シャッターは適切なメンテナンスを行うことで、防犯対策としての効果を長期間維持し、後付け設置でも安心して使用し続けることができます。定期的な点検とケアを習慣化し、安全で快適な住まいを守りましょう。メンテナンスに関する質問や不明点は、専門業者に相談することをおすすめします。多くのメーカーや業者では、無料相談サービスや資料請求を受け付けていますので、ぜひ活用してください。

まとめ

シャッターは防犯対策として効果的で、空き巣の侵入を防ぎ、住宅や店舗の安全を守ります。

窓ガラスを物理的に保護し、侵入手口を防止します。選び方として、操作方法や素材、設置方法、予算などを考慮しましょう。防犯効果を高めるためには、防犯カメラやセンサーライトと組み合わせることが有効です。

シャッターだけでなく、他の防犯対策も併用することで、より強固なセキュリティを実現できます。専門家に相談し、最適な対策を検討することをおすすめします。

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監修者

瀬川 巧平のアバター 瀬川 巧平 株式会社こうちゃんペイント 代表取締役

株式会社こうちゃんペイント代表。一級塗装技能士。地域に根ざした塗装会社として、東金を中心に活動。現場が大好きで、今も時間があれば職人と一緒に現場に立つことも。住まいと暮らしに「安心」と「彩り」を届けたいという想いを大切に、日々地域の方々と向き合っています。

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