1216サイズのユニットバスは狭い?最適なサイズの選び方や、失敗例から学ぶリフォームの注意点も解説!

ユニットバスのサイズを決めるとき、規格サイズをカタログで見ても、大きさをイメージしづらく、迷ってしまう方も多くいらっしゃいます。

今回は「1216サイズでも狭くないの?」という疑問点への解説や、よく選ばれる1616サイズの使い勝手、お風呂リフォームの注意点に関しても紹介いたします。

最後には、1216サイズのユニットバスを交換した事例も紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ユニットバスって何?

ユニットバスとは、壁や天井、浴槽などのパーツを工場で生産し、現場で組み立てて作られる浴室のことを言います。

こうちゃんペイント代表取締役

工場で加工されたパーツを現場で組み立てるため、在来浴室と比べ費用を抑えられるだけでなく、余計なすき間や無駄なスペースが発生しにくく、掃除が簡単になるのも特徴です。

ユニットバスは、規格サイズが決まっているため、お風呂を設置できる空間の形や広さによって、サイズが決められてしまいます。

浴室のスペースが足りない、邪魔な柱や梁がある、など不都合がある場合は在来浴室を選んだ方がいいこともあります。

ユニットバスとシステムバスの違いは?
ユニットバスとシステムバスは同じ意味で使われることが多く、決まった定義はありません。
近年、機能性の高い浴室が増え、システムバスと呼ぶメーカーが増えました。

1216サイズのイメージ

1216サイズのユニットバスの広さは、幅1200mm×奥行1600mmです。

コンパクトながらも使い勝手の良い大きさなため、マンションや戸建て住宅のリフォームに採用されることの多い規格サイズです。

バスタブの内寸はメーカーによって異なりますが、100cm程度のことが多く、身長160cm前後であれば足を伸ばして使えます。

小さなお子様との入浴や介護の必要がない場合は、コンパクトな1216サイズでも不便を感じることは少ないでしょう。

身長が170cm〜の場合、膝を曲げて入浴することになるため、身長の大きい方でゆったりと入浴をしたい方は1216より大きいサイズの導入を検討しましょう。

1216サイズのメリット・デメリット

1216サイズのユニットバスで不便を感じるかどうかは、ご家庭によってさまざまです。

メリット・デメリットを見比べて、プランを立てましょう。

メリット

  • 1人入浴であれば快適に入浴できる
  • 近年一般的になった1616サイズよりコンパクトで施工費用がリーズナブル
  • コンパクトサイズで掃除が楽になる
  • 寒い時期に浴室が温まりやすい

デメリット

  • 高身長の方には浴槽が手狭
  • コンパクトなためお子様との入浴や入浴介助には向かない

一般的に選ばれることの多い1616サイズ

1616サイズのユニットバスの広さは幅1600mm×奥行1600mmで、浴槽の内寸は150cm程度になるため、身長が170cm以上の方もゆったり入浴できます。

洗い場の広さは奥行き160cm程度で、カウンターを設置する場合はその分狭くなります。

お子様との入浴や入浴介助がある場合も、不便なく使用できる広さです。

1616サイズのメリット・デメリット

使い勝手が良く応用のきく広さの1616サイズですが、1216サイズと同様にご家庭によっては不便を感じることがあります。

サイズを決める前にメリット・デメリットを知っておきましょう。

メリット

  • 子供との入浴や入浴介助がある場合も不便なく使えることが多い
  • 身長の高い人も無理なく入浴できる
  • 断熱や掃除にも無理のないサイズ

デメリット

  • 1216サイズより施工費が上がる
  • 1216サイズと比べて掃除の手間が増える
  • 浴室のスペースが足りず採用できない場合がある
  • 小さい子供が2人以上いる場合洗い場が狭く感じる場合がある

水回りの寿命は15年~20年程度です。
まとめて複数箇所をリフォームすることで住宅全体のメンテナンス費用を抑えることができます。
こうちゃんリフォームではプランのご相談やショールーム見学の同行なども承っております。
ご相談やお見積りは無料ですので是非お気軽にお問い合わせください。

在来浴室からユニットバスへ変更することも可能

在来浴室とは、壁や床を下地から作り、現場で一から作られるオーダーメイドの浴室です。

施工過程が多く、手間がかかるため、工期も長くなります。

ヒノキ風呂の設置など、浴室にこだわりの要素を取り入れたい場合にも選ばれる施工方法です。

また、浴室を設置する空間がユニットバスの規格サイズと合わない場合は、在来浴室を選ぶ必要があります。

細かいサイズ変更が可能なセミオーダータイプのユニットバスも!
タカラスタンダードの「ぴったりサイズシステムバス」という商品は空間に合わせたサイズ変更が可能です。
ユニットバスを導入してしまうと、お風呂が狭くなってしまう場合におすすめです。
タカラスタンダード「ぴったりサイズシステムバス」

お風呂リフォーム前に知っておきたい失敗例と注意点

お風呂を広くしたら掃除が大変

お風呂は広ければ快適に使用できるとは限りません。

増築や間取りの変更などで浴室を広くリフォームしたら掃除が大変になってしまった、などの事例も多くあります。

家族構成や用途に合った広さを選びましょう。

浴室が暖まりにくい

お風呂が広すぎる・暖房を設置しなかった・断熱性が不十分、などといった理由で、冬場に浴室が暖まりにくい場合があります。

近年のユニットバスは、断熱性の高いプランが標準となっているメーカーが多いですが、ショールームなどでプランを立てる場合は浴室全体の断熱性も確認しておきましょう。

寒い浴室は大変危険です。

ヒートショックは高年齢層だけでなく若年層でも起こす可能性がある危険な病気です。

浴室の寒さ対策は入念に行いましょう。

浴室・脱衣所が寒い

浴室内だけを断熱しても脱衣所が寒いと冬の入浴が億劫になるだけでなく、室温の急激な変化でヒートショックを起こす危険性もあります。

浴室をリフォームする際に、脱衣所の暖房設備をセットで導入できるプランもありますので検討してみると良いでしょう。

パネルを濃い色にしたら水アカが目立つ

近年、ブラックやチャコールのパネルや浴槽の人気が高まっていますが、濃い色は水滴の後や水アカが目立ちます。

水滴の跡が気になる方は避けた方が良いでしょう。

追加工事が必要となり施工費が予算を超えた

リフォームに追加工事が必要となるのは実はよくある事例です。

既存の浴室を解体した際に、目に見えなかった部分で水漏れやシロアリの繁殖などが発生していて、下地や柱の補強が必要になってしまう場合もあります。

契約した内容の他に、追加工事が必要な場合は、施工前に業者から必ず確認があります。

勝手に追加工事をされてしまい、トラブルとなった場合は国民生活センターに相談しましょう。

全国の消費生活センター等

窓が大きい・位置が悪い

お風呂の窓には、すりガラスなどの外から見えない窓が設置されますが、人影はどうしても見えてしまうため、窓を広くしてしまうと落ち着かない浴室になってしまいます。

また、大きな窓は断熱性の低下にもつながるため、窓を設置する場合は換気のできる最低限のサイズをおすすめします。

業者やプランの見比べを行わなかった

リフォームの見積もりやプラン作成は複数社に依頼しましょう。

費用だけでなく、プランのパターンや業者の雰囲気など様々な観点から判断して施工業者を決めることをおすすめします。

価格の安さだけでなく信頼できる業者へ依頼することが最も重要です。

築30年のお住まいを水回りリフォーム!1216サイズのユニットバス交換工事

東金市戸建て内装リフォーム|水回り改修で快適な住まいに

築30年のお住まいを内装リフォームさせていただきました。

キッチンやトイレなどの水回りから、クロスの張り替えまでご依頼いただきました。

既存の浴室と比べ、現在のユニットバスは隙間やパッキンを極力減らした構造になっているため、掃除も簡単でカビの生えにくい設計になっています。

1216サイズのユニットバスですが、お一人での入浴であれば、不自由なく使用できる広さです。

住所千葉県東金市
施工箇所リビング キッチン 洗面 浴室 フローリング トイレ 分電盤
施工内容内装リフォーム工事
費用~300万円以内
築年数30年

まとめ

今回は、ユニットバス「1216サイズ」は小さいのか、その使い勝手や、よく選ばれる「1616サイズ」の目安や、サイズを選ぶポイントも紹介いたしました。

「1216サイズ」が小さい、と感じるかどうかはご家庭の事情によって大きく変わります。

また、お風呂は家族全員が使う設備なうえ、頻繁に掃除を行わなければいけない場所でもあります。

広さや使い心地だけでなく、掃除のしやすさも考慮して選びましょう。

この記事を参考にして、後悔のないリフォームにしてください。

水回りの寿命は15年~20年程度です。
まとめて複数箇所をリフォームすることで住宅全体のメンテナンス費用を抑えることができます。
こうちゃんリフォームではプランのご相談やショールーム見学の同行なども承っております。
ご相談やお見積りは無料ですので是非お気軽にお問い合わせください。

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監修者

瀬川 巧平のアバター 瀬川 巧平 株式会社こうちゃんペイント 代表取締役

株式会社こうちゃんペイント代表。一級塗装技能士。地域に根ざした塗装会社として、東金を中心に活動。現場が大好きで、今も時間があれば職人と一緒に現場に立つことも。住まいと暮らしに「安心」と「彩り」を届けたいという想いを大切に、日々地域の方々と向き合っています。

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