屋根カバー工法にデメリットはある?費用相場や後悔しないためのポイントも紹介!



外壁塗装の広告を目にする機会が多いため、意外と見落としがちなのが屋根のメンテナンスです。

メンテナンスにもいくつかの方法があり、屋根の材質や劣化症状に合わせたプランを選ぶ事がとても重要です。


今回は屋根のメンテナンス方法の一つ、カバー工法を中心に、プランの選び方や、メリット・デメリットも紹介いたします。


最後にはこうちゃんペイントで施工させていただいた事例も紹介いたします。

是非最後までご覧ください。




目次
1.屋根のメンテナンス方法はカバー工法を含む4種類
2.屋根カバー工法の費用相場
3.屋根カバー工法のメリット・デメリット
4.塗装ができない屋根材はカバー工法が有効
5.屋根メンテナンスを選ぶ際のポイント
6.こうちゃんペイントの施工事例を紹介!



屋根のメンテナンス方法はカバー工法を含む4種類


屋根のメンテナンス方法は4種類で、屋根材の種類や劣化症状にあわせて施工方法を検討します。

それぞれの特徴や、施工方法別に、劣化症状に合わせたメンテナンス方法も見てみましょう。




カバー工法


屋根のカバー工法とは、既存の屋根材を残したまま、新しい屋根材を重ねるメンテナンス方法です。

屋根表面が新しくなるため、塗装を行うより耐久年数が長いのが特徴です。


外壁塗装と屋根メンテナンスを同時に行う場合は、カバー工法を検討しましょう。

屋根は外壁より紫外線の影響を受けやすく劣化も早く進んでしまいます。


耐久年数の長い塗料で外壁を塗装する場合は、屋根にカバー工法を採用することで、次のメンテナンス時期も合わせる事ができます。



塗装


屋根塗装とは、塗膜の劣化が進み、防水機能が低下した屋根に塗装を行い、機能性を回復させる方法です。


4種類の中でも比較的安価で行えるため、初めての屋根メンテナンスで採用される事の多い施工方法です。


塗装の必要がない釉薬瓦や、塗装では修繕効果が無い屋根材の場合は塗装を行う事はできません。




葺き替え


葺き替えとは、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に取り替えるメンテナンス方法です。

古い屋根は撤去され、全て新しくなるため、他の方法と比べ、耐久年数が最も長くなるのが特徴です。


既存の屋根材より軽い物を採用すると、建物への負担が軽減され、耐震性の向上も期待できます。


雨漏りや経年劣化の症状が進んでいて、屋根の下地や柱など、大掛かりな修繕が必要となる場合は、屋根の葺き替えを選ぶ事をおすすめします。




葺き直し


葺き直しは、釉薬の日本瓦の屋根に採用されるメンテナンス方法です。

瓦を一度撤去し、防水シート(ルーフィング)の取り替えや劣化の修繕を行い、瓦を元に戻します。


釉薬瓦は焼き物でできており、耐久年数は100年以上とも言われています。

しかし、100年メンテナンスが不要という訳ではありません。


瓦の下に敷かれた防水シートの寿命は早くて20年、耐久性の高い物でも50年程度と言われています。

瓦の寿命を迎える前に防水シートの張り替えが必要となってしまうため、葺き直しでメンテナンスを行う必要があります。




屋根カバー工法の費用相場


カバー工法の費用相場は80万円〜150万円程度が一般的で、屋根の面積や屋根材の種類によって大きく異なります。

切妻屋根や片流れ屋根など、面積が狭い屋根は、寄棟屋根など複雑で面積の広い屋根と比べ、費用が低くなる傾向があります。

1㎡あたり1万円前後が平均といわれています。




屋根カバー工法のメリット・デメリット


近年、屋根のメンテナンスにカバー工法を選ぶ方が増えています。

塗装より費用はかかりますが、耐久年数などの条件を考慮すると、カバー工法を行った方が、長期的コストパフォーマンスに優れている場合もあります。


メリット・デメリットを見比べてプランを検討しましょう。



メリット


塗装より耐久年数が長い

屋根の表面が新しくなるため、塗装で防水性を回復させるより耐久年数が長くなります。


断熱効果が期待できる

屋根が二重になるため、住宅全体の断熱効果が期待できます。

夏場に2階が暑い場合などに効果を実感できる

住宅の断熱性をより高めたい場合は、窓の取替えなど、他の断熱リフォームと組み合わせる事をおすすめします。


防音性が高まる

既存の屋根がガルバリウムなどの、音を伝えやすい材質の場合、カバー工法を行う事で、雨音などの防音効果を感じる事ができます。


葺き替えと比べて工期が短い

既存屋根の撤去作業が無いため、葺き替えと比べて工期を短縮する事ができます。


葺き替えと比べて費用を安く抑える事ができる

屋根材の寿命を迎え、塗装での修繕が出来ない場合も、カバー工法で修繕を行う事で、既存屋根の撤去費や処分費がかからないためコストを抑える事ができます。



デメリット


住宅の耐震性に不安がある場合は施工できない

既存の屋根を撤去せず、新しい屋根材を乗せるため、新しい屋根の重量分、住宅全体に負担がかかる事になります。

なるべく軽い屋根材を使用するのが一般的ですが、建物に耐震性の不安がある場合は施工できません。


下地の状況確認ができない・修繕ができない

既存の屋根を剝がさないため、下地の状態を確認する事ができません。

広範囲で雨漏りが発生していたり、大がかりな下地修繕が必要な場合はカバー工法を選べない場合もあります。


カバー工法を2度行う事はできない・将来のメンテナンス費が高額になる事もある

カバー工法を行った屋根に、もう一度カバー工法を行う事はできません。

その場合は、塗装を行うか屋根を葺き替える必要があります。

屋根が二重になっているため、通常の葺き替えより費用が上がってしまう可能性もあります。




こうちゃんペイントでは屋根のプロが屋根材や劣化症状に合わせた適切なメンテナンス方法をご提案させていただきます。

些細なご不安や気になる事もお気軽にご相談ください。




塗装ができない屋根材はカバー工法が有効


「パミール」「コロニアルNEO」など、塗装でメンテナンスする事ができない屋根材の場合は、カバー工法が有効的と言えます。


「パミール」や「コロニアルNEO」は、耐久性が低く、経年劣化で屋根材自体がポロポロと崩れたり、ミルフィーユ状に浮きが起きてしまうため、塗装では修繕する事ができません。

これらの製品は、アスベストの規制が始まった頃、ノンアスベスト製品としていち早く発売された屋根材です。

耐久性の高いアスベストを使わない製品を、急ピッチで開発、販売したため、耐久性の検証が甘かった事もあり、品質の低い製品が販売されてしまったと言われています。




屋根メンテナンスを選ぶ際のポイント


屋根のメンテナンス方法を選ぶポイントを、メンテナンスの種類別に確認してみましょう。

劣化症状や築年数、次回のメンテナンスも考慮してプラン作成をする事をおすすめします。



カバー工法が有効な場合


・「パミール」「コロニアルNEO」など塗装では修繕効果のない屋根材

・築15年を過ぎて初めてのメンテナンス

・外壁塗装と屋根メンテナンスを同時に行う場合

・雨漏りが複数箇所で発生している場合



塗装が有効な場合


・築10年程度で初めての屋根メンテナンス

・汚れの付着程度の経年劣化で、目立つ破損や雨漏りは無い

・10年に1度程度、こまめに塗装を行う予定



葺き替えが有効な場合


・「パミール」「コロニアルNEO」など塗装では修繕効果のない屋根材

・一度カバー工法を行っていて2度目のメンテナンス

・大きな雨漏りが起きてしまい下地の修繕が必要

・耐震性向上のために瓦屋根から軽量屋根に変更したい

・台風や地震などの災害に強い屋根に変更したい




こうちゃんペイントでは屋根のプロが屋根材や劣化症状に合わせた適切なメンテナンス方法をご提案させていただきます。

些細なご不安や気になる事もお気軽にご相談ください。




こうちゃんペイントの施工事例を紹介!

こうちゃんペイントで施工させていただいた、屋根カバー工法の事例を紹介いたします。


こうちゃんペイントは屋根のプロとして劣化症状や予算など様々な面からバランスの取れたプラン作成をいたします。

屋根の劣化は目に見えない場所で起こり、進行します。

劣化症状を見逃さず、適切な修繕を行う事が最も重要です。




雨漏り被害のあった屋根をカバー工法で修繕した事例


山武市日向台 I様屋根 カバー工事 IG アイジー工業 スーパーガルテクト施工 屋根工事

台風の被害で2階天井から雨漏りを起こしており、ビニールシートやバケツで応急処置をされていました。

調査の結果、原因は屋根からの雨漏りでした。

前回の屋根塗装で『縁切り』という工程を行っていなかった様子で、雨水がはけにくく屋根の中にとどまってしまう状態になっていました。


当社の施工方針や専門知識、最善の修繕プランにご納得いただき、カバー工法にて修繕を行いました。



住所

山武市

施工箇所

屋根 破風板 霧除け

施工内容

屋根カバー

費用

~200万以内

工期

23日

築年数

32年

使用商材

アイジー工業 スーパーガルテクト 色:ブラック




スレート屋根の浮きをカバー工法で修繕した事例


東金市山口 M様邸 外壁塗装 屋根カバー工事で長期メンテナンスフリーの屋根へ 屋根工事は東金のこうちゃんペイントへ


屋根の浮きが気になるとのことでご相談をいただきました。

築30年を過ぎていましたが、以前、屋根塗装と外壁塗装を行ったとの事で、大きな劣化症状は無く、雨漏りの心配もありませんでした。


屋根材の寿命が近い事や築年数も考慮して今回は耐久性の高いカバー工法にて屋根をメンテナンスさせていただきました。

外壁は耐久年数の長い無機塗料で塗装したため、安心して長年暮らせる住宅に生まれ変わりました。



住所

東金市

施工箇所

外壁 屋根 基礎 コーキング 玄関ドア 幕板 破風板 雨樋

施工内容

外壁塗装 屋根カバー工事

費用

~220万円

工期

23日間

築年数

築32年

使用商材

外壁:ASTECマックシールド1500Si-JY 色:サンダルウッド  屋根:D'sルーフィング ディプロマットスター  色:カフェ




まとめ

今回は屋根のメンテナンス方法で人気のカバー工法を紹介いたしました。

外壁と屋根のメンテナンスは同時に行う事が大幅なコスト削減となります。

足場建設費用や業者の出張費用など、メンテナンスの回数が増えるほど費用が大きくなってしまいます。


住宅リフォームのポイントは一緒に行えるメンテナンスは、なるべく一度の相談で済ますという事です。


長年安心して暮らすため、5年に一度の屋根点検もおすすめします。




こうちゃんペイントは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。外壁屋根塗装だけでなく、リフォームも行っておりますのでお気軽にご相談ください。

 

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