台風や豪雨などで大雨の多い時期は、住宅の雨漏りを心配する方も多くいらっしゃると思います。
また、天井や壁などにシミを発見し、雨漏りの疑いがある場合、どんな処理が必要か、どこに修繕を頼んだら良いのか、自分で判断することは難しいと思います。
今回は、雨漏りの症状や原因、修繕方法も紹介いたします。
雨漏り修繕で失敗しない業者選びのポイントも解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
雨漏りの原因は屋根だけじゃない!
雨漏りは屋根以外の部分から発生する事例も多く、症状として現れるまでしばらく時間がかかる事例があり、症状も天井や壁にシミができる程度で、気付かず長い時間放置してしまう場合もあります。
「雨漏り」と聞くと、屋根から雨漏りが発生し、天井から水滴がポタポタと垂れてくる現象をイメージする方も多いのではないでしょうか。
雨漏りを起こしている部位別に症状を見ていきましょう。

雨漏りを確実に止めるためには原因箇所全ての修繕が必須です!
経験や知識が重要となるため、実績豊富な業者へ相談しましょう!
屋根
症状
屋根から雨漏りを起こすと、天井などにシミが現れたり、水滴が天井から垂れてくることがあります。
原因
- 屋根板金の浮き・劣化
- 飛来物などによる屋根材の破損
- 台風など突風による屋根のズレ
- 防水シート(ルーフィング)の劣化・破損
- 屋根塗装の施工不良
屋根は目視で状態を確認できないため、台風などで破損していても発見が遅れてしまう事例が多くあります。
5年に1度は屋根点検を実施して、屋根材や屋根板金の状態を確認しておくと安心です。
釉薬の瓦屋根は寿命が長くメンテナンスがいらないと、誤認識されていることも多いですが、屋根材下部の防水シートは張り替えが必要です。
屋根材に合わせて適切なメンテナンスを行いましょう。


窓のサッシなど建材の継ぎ目
症状
窓サッシと壁紙の繋ぎ目部分にシミやカビが発生する、壁紙が剥がれる、いつも同じ部屋が湿気っぽい、などの症状が現れた場合、窓のサッシから雨漏りを起こしている可能性があります。
特に天窓は雨漏りのリスクが高く、定期的に確認を行うことをおすすめします。
原因
- 窓サッシと外壁材の繋ぎ目、コーキングの劣化・剥がれ
- 家の揺れなどによって外壁と窓サッシの間に隙間ができている
- 幕板や雨樋の設置部分に隙間がある
外壁やサッシの繋ぎ目に使われるコーキングの寿命は5〜10年の製品が多く、新築後初めての外壁塗装時期を迎える前にコーキングが劣化し、雨漏りを起こしてしまう可能性もあります。
外壁のひび割れ
症状
壁と天井の繋ぎ目や、床と壁の繋ぎ目にシミやカビが発生したり、壁紙の剥がれが起きている場合、外壁のひび割れから雨漏りを起こしている可能性があります。
外壁の状態やコーキングの劣化状況も確認する必要があります。
原因
- コーキングの劣化によるひび割れ・剥がれ
- 外壁の塗膜が劣化してひび割れが発生している
- 塗膜の防水機能低下で雨水が染みている
- 家の揺れや構造が原因でひび割れが発生している
外壁は塗料の種類に関わらず、築10年ごろに一度メンテナンスを行うと安心です。
家の揺れや紫外線の影響で、塗膜の寿命より早くメンテナンスが必要になっている可能性があります。
ベランダなど防水層の劣化
症状
ベランダや陸屋根の下になる箇所にシミが発生したり、水滴が垂れる症状が現れた場合、防水層の劣化やひび割れで雨漏りを起こしている可能性があります。
ベランダや陸屋根の下が、天袋など目に見えない構造になっている場合は定期的に確認を行いましょう。
原因
- ベランダや陸屋根の防水層にひび割れが発生している
- 家の揺れなどで防水層の立ち上がり部分に隙間が発生している
- 防水層と下地の間に隙間が発生し水が入り込んでいる
- 経年劣化やスレなどによって防水層の機能が低下している
ベランダや陸屋根には防水工事が施されています。
防水層の寿命は防水の種類によって大きく差があり、8〜20年程度です。
ひび割れ、スレ、防水層の浮きなどの症状が見られる場合は、防水工事を行いましょう。



雨漏りは長期間放置してしまうと徐々に建材を腐食させ、修繕費用も高額になってしまいます。
早急に対処することで修繕費用を抑えることができます!
雨漏りと勘違いしやすい事例
雨漏りと似た症状が現れていても、原因は雨漏りでない可能性もあります。
間違えやすい事例を見てみましょう。
給排水からの水漏れ
2階に手洗いやトイレなど水を使う設備を設置している場合、給排水から水漏れを起こしている可能性があります。
配管に使われるパッキンは、早いと5〜8年程度で寿命を迎えてしまう事もあります。
劣化したパッキンの隙間や、家の揺れなどで緩んだ接合部分から水漏れが起きてしまうと、1階で雨漏りのような症状が現れます。
獣害
天井裏などに小動物が住み着いてしまっている事が原因で、室内にシミが発生する事もあります。
小動物は同じ場所で排泄を行う傾向があり、それが原因で天井などにシミが発生してしまいます。
駆除と修繕を行わないと健康被害が出てしまう恐れがあるため早めの対策が必要です。
部屋に湿気が溜まりやすい
風の通りや日当たりなどの条件が重なり、湿気が溜まりやすい環境になってしまうと、梅雨など雨が続く時期や結露の起きる時期に、壁にシミやカビが発生してしまうことがあります。
通気口の設置や二重窓へ交換するなどのリフォームを行うことで症状改善を目指します。
こうちゃんペイントは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。外壁屋根塗装だけでなく、リフォームも行っておりますのでお気軽にご相談ください。
症状に合わせて適切な方法を選ぶ事が重要!
屋根の修繕塗装・カバー工法
屋根材の破損や板金の浮きなどで雨漏りが起きている場合は、修繕・塗装を行います。
屋根材の破損が広範囲の場合や、下地の腐食が進んでいる場合は、屋根の葺き替えやカバー工法で修繕を行います。
塗装できない屋根材が存在する!
アスベスト規制に合わせて販売開始された商品の中に耐久性の低い屋根材があります。
パミールやコロニアルNEOなどはカバー工法で修繕を行う必要があります。
外壁の修繕・カバー工法
外壁のひび割れやコーキングの剥がれから雨漏りを起こしている場合は、劣化部分を修繕して塗装を行います。
外壁材が寿命を迎えていたり、大きな破損がある場合は、部分張り替えかカバー工法で修繕を行います。
窓サッシや雨樋の接合部分を修繕
窓のサッシ部分から雨漏りを起こしている場合、コーキング部分の修繕などで隙間を埋める作業が行われます。
外壁の内部で腐食が進んでいる場合は、下地の補強を行う必要があります。
悪徳業者に騙されないために気をつけたいポイント
訪問業者とすぐに契約しない・その場でお金を払わない
訪問業者に無料点検を勧められたり、不安を煽るような勧誘を受けた場合は、その場で契約したり、お金を払ったりしないように気をつけましょう。
雨漏りや屋根の劣化で急に家が崩れることはありません。
不安に感じた場合は、後日他の業者にも相談してみましょう。
見積もりは複数社に依頼する
見積もりを複数社に依頼することで適正金額がわかるだけでなく、プランの幅も広がります。
見積もり金額だけでなく、業者の実績や口コミなども確認しておくと安心です。
契約する場合は施工内容と保証を確認する
契約書にサインをする前に、施工内容と保証内容を必ず確認しましょう。
施工一式などはっきりしない表記や、保証内容が記載されていない契約書を提出する業者には注意が必要です。
かかりつけ業者・地域密着店がおすすめ
住宅のメンテナンスは適正時期に、なるべくまとめて行うことが重要です。
また、急な雨漏りなどで、急いで修繕をお願いしたい時、信頼できるかかりつけの業者を決めておくと安心です。
まとめ
今回は、雨漏りの原因や、部位に合わせた修繕方法、業者選びのコツも紹介いたしました。
雨漏りは複数箇所で発生している場合も多く、原因箇所を全て修繕しないと症状は改善しません。
雨漏り修繕の経験が豊富な業者へ依頼することをおすすめします。
こうちゃんペイントでは、一級塗装技術士が雨漏り診断を行い、雨漏りの原因を全て突き止め、適切な修繕を行います。
ご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
こうちゃんペイントは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。外壁屋根塗装だけでなく、リフォームも行っておりますのでお気軽にご相談ください。