いつかは外壁や屋根のメンテナンスを行わなければいけないと分かっていても、適正な時期はいつなのか、どんな方法があるのか、分からない事が多く、リフォーム計画は後回しになりがちです。
今回は外壁や屋根のメンテナンス方法や、費用相場、工事を成功させるポイントも紹介いたします。
最後にはこうちゃんペイントで施工させていただいた事例も紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
外壁リフォームの種類と費用相場

リフォームの種類 | 費用相場 |
外壁塗装 | 60万円~200万円 程度 |
外壁カバー工法 | 120万円~250万円 程度 |
外壁張替え | 150万円~270万円 程度 |
外壁のメンテナンス方法は、塗装、カバー工法、張替えの3種類で、築年数や外壁の劣化状況によって適切な施工方法を選ぶ必要があります。
工事別に施工方法やポイントを確認していきましょう。
初めてのメンテナンスは外壁塗装がおすすめ
初めての外壁メンテナンスは、築10年〜15年ごろが適正時期です。
どんな外壁材でも水に弱いという弱点があるため、表面に塗装を行う事で防水性を持たせています。
塗膜は、塗装から10年を経過した頃から防水性を失い始めるため、築10年頃には再塗装が必要になります。
外壁材自体の寿命は、種類によって異なりますが、20年以上の物が多いため、初めての外壁メンテナンスは塗装がおすすめです。
外壁塗装を選ぶ際のポイント
住宅の状態が下記に当てはまる場合は塗装メンテナンスがおすすめです。
・新築から10年程度経過していて初めての外壁メンテナンス
・外壁のひび割れが見られるが、幅が1mm以下と軽度
・外壁の劣化状態が軽い、塗膜の変色やチョーキング現象が見られる程度
・外壁の剥がれや、雨漏りなどの重度な劣化は見られない
外壁塗装の費用相場・耐久年数は塗料によって様々
塗料 | 耐久年数 | 費用相場 /m2 |
ウレタン塗料 | 〜10年程度 | 1,800〜2,000円 |
シリコン塗料 | 〜13年程度 | 2,500〜3,500円 |
ラジカル塗料 | 〜16年程度 | 2,500〜3,500円 |
フッ素塗料 | 〜20年程度 | 3,500〜4,500円 |
無機塗料 | 20年〜 | 5,000〜5,500円 |
外壁塗装の寿命は塗装に使用する塗料によって変わります。
寿命が長いほど費用は上がりますが、その分、メンテナンスの回数を減らす事ができるため、寿命が長い塗料を使用する事で、長期的に見るとコスト削減になる場合があります。
小まめに外壁を綺麗にしたい、デザインを変えたいという方には、ウレタン塗料がおすすめです。
白などの汚れが目立つデザインに仕上げる場合は、セルフクリーニング機能のある、フッ素塗料や無機塗料がおすすめ。
塗料の特徴や機能性などを知りたい方は、下記の記事も一緒にご覧ください。
外壁塗装前に知っておきたい塗料の種類!コスパのいい「ラジカル塗料」って何?
屋根塗装の耐久年数は塗料によって様々!特殊塗料の効果も解説!
外壁のカバー工法は張替えよりコストパフォーマンスが良い
カバー工法におすすめな外壁材 出典:IG工業NPシャドーライン
外壁のカバー工法とは、既存の外壁の上に、新しい外壁を重ねて施工する方法です。
既存の外壁材の撤去や処分費がかからないため、張替えと比べ、コストを下げることができます。
外壁の劣化状態から、塗装だけではメンテナンスが難しい場合や、塗装を行っても防水機能を回復する事ができない場合は外壁を新しくする必要があるため、カバー工法か、張替えが必要となります。
外壁のカバー工法を選ぶ際のポイント
住宅の状態が下記に当てはまる場合はカバー工法がおすすめです。
・外壁材の寿命が近いている(5年以内)
・既存の外壁に3mm以上のひび割れがある
・経年劣化が見られるが、それほど深刻ではない
・雨漏りが発生していても軽度で済んでいる
カバー工法の費用相場
外壁のカバー工法の費用相場は、ガルバリウム鋼板の外壁材で行った場合、150万円〜200万円程度です。
既存の外壁を残し、新しい外壁を被せるため、ガルバリウム鋼板などの軽い外壁材を使用し、耐震性を維持する必要があります。
外壁の張り替えは耐久年数が長い
既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材を張る施工方法です。
新しい外壁材の費用と合わせて、既存の外壁材の撤去費、処分費がかかるため、他の施工と比べ、費用は上がります。
しかし、古い外壁材を残さず、新しい外壁材のみで施工されるため、耐久年数は長くなります。
また、既存の外壁を全て剥がすため、住宅の状態をしっかり点検することができ、修繕すべき箇所を見逃してしまう心配も軽減されます。
外壁の張替えを選ぶ際のポイント
住宅の状態が下記に当てはまる場合は張り替えがおすすめです。
・外壁材の寿命が過ぎてから、しばらく放置してしまっている
・雨漏りが進行していて外壁内の修繕工事が必要
・複数箇所で雨漏りが発生している
・外壁が剥がれたり穴が空いたりしている
・耐久性のある外壁材に張り替えたい
・耐震性の問題でカバー工法が行えない
外壁の張替えの費用相場
外壁材の種類 | 耐久年数 | 費用相場 /m2 |
金属サイディング | 25〜30年程度 | 6,000円〜 |
窯業系サイディング | 約30~40年程度 | 5000円~ |
外壁の張り替えの費用相場は180万円〜250万円程度です。
外壁材の種類によって、費用や耐久年数も変わります。
屋根リフォームの種類と費用相場

リフォームの種類 | 費用相場 |
屋根塗装 | 40万円~80万円 程度 |
屋根カバー工法 | 80万円~120万円 程度 |
屋根葺き替え | 100万円~250万円 程度 |
外壁と同じく、屋根メンテナンスも主に3種類の方法があります。
屋根と外壁のメンテナンスは一度に行う事がコスト削減につながります。
外壁の劣化や、次のメンテナンス時期も考慮したリフォームスケジュールを立てる事が重要です。
外壁と屋根は塗膜の経年劣化のスピードが異なるため、プラン作成の際は、次回のメンテナンス時期を合わせられるように業者へ相談しましょう。
初めてのメンテナンスは塗装が基本、例外もあり
初めての屋根メンテナンスは築10年ごろが適正時期です。
外壁と同様、塗膜の劣化が始まる時期で、屋根に設置された板金の状態なども確認しておく必要があります。
屋根塗装を選ぶ際のポイント
住宅の状態が下記に当てはまる場合は塗装メンテナンスがおすすめです。
・築8年〜15年の間で屋根材の寿命まで年数がある
・経年劣化程度で大きな破損は見られない
・雨漏りの症状がない
・コケやカビの発生はない、または軽度
屋根塗装の費用相場
屋根塗装の費用相場は40万円〜80万円程度で、外壁同様、塗料の種類によって、費用や耐久年数は異なります。
屋根は外壁と比べ、日差しが当たる時間が長く、紫外線による劣化が早く進む傾向にあり、同じ塗料を使用しても、寿命は〜5年ほど短くなる場合があります。
屋根のカバー工法は耐久年数が長い
屋根材の種類 | 耐久年数 | 費用相場 /m2 |
ガルバリウム | 30~40年 ※要メンテナンス | 10,000円~ |
ディーズルーフィング | 30~50年 ※メンテナンスフリー | 16,000円~ |
スーパーガルテクト | 25~30年 ※要メンテナンス | 13,000円~ |
※要メンテナンス:塗装メンテナンスが必要
屋根のカバー工法は、既存の屋根を残し、上から新しい屋根材を被せる施工方法です。
外壁と同様、費用を抑えて、表面を新しい屋根材にリフォームする事ができます。
また、既存の屋根に、新しい屋根材を被せる事で、家全体の断熱性を高める効果もあります。
断熱材を含んでいる屋根材を採用すると、更に断熱効果を実感する事ができます。
屋根のカバー工法を選ぶ際のポイント
住宅の状態が下記に当てはまる場合はカバー工法がおすすめです。
・塗装する事ができない屋根材を使用している(パミール・コロニアルNEOなど)
・屋根材の寿命が近いている(5年以内)
・カビやコケの繁殖が広範囲に進行している
・家の断熱性を上げたい
・メンテナンスの回数を減らしたい
・既存の屋根材にアスベストが含まれている
屋根のカバー工法の費用相場
屋根のカバー工法の費用相場は、30坪の家で100万円~180万円程度と言われており、一般的なスレート屋根のカバー工法で11,000円/m2程度の費用がかかります。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合、外壁をフッ素塗料や無機塗料などの、耐久年数が長い塗料で施工し、屋根をカバー工法で施工する事で、耐久年数が長くなり、次のメンテナンス時期を合わせることが可能です。

屋根の葺替えは工費が上がるものの様々なメリットがある
屋根の葺き替えは、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に葺き替える方法です。
外壁と同様、費用が上がるものの、屋根の寿命が長くなり、住宅全体の耐久性を上げるメリットがあります。
屋根の葺替えを選ぶ際のポイント
住宅の状態が下記に当てはまる場合は葺き替えがおすすめです。
・台風などが原因で屋根に大きな破損がある
・雨漏りが数箇所で発生し症状が進行している
・耐震性の低下が心配な場合(軽い屋根材に変更する)
屋根で雨漏りが進行している場合は、既存の屋根を全て撤去する事で、原因箇所を全て把握し、修繕できるため、葺き替えがおすすめです。
屋根の葺替えの費用相場
屋根材の種類 | 寿命 | 費用相場 /m2 |
スレート屋根 | 20~30年程度 | 11,000円〜 |
ガルバリウム屋根 | 30~40年程度 | 12,000円〜 |
※10~15年程度で塗装メンテナンスをする場合に限る
屋根の葺き替えの費用相場は100万円〜250万円で、屋根の種類によって大きく変わります。
雨漏りの修繕工事が必要な場合は、修繕費も加算されます。
こうちゃんペイントの施工事例を紹介!
こうちゃんペイントで施工させていただいた事例を紹介いたします。
東金市 外壁塗装工事 屋根カバー工事
Y様邸 東金市 外壁塗装工事 屋根カバー工事 長期で安心して過ごせる住まいへ
外壁塗装と屋根塗装をご依頼いただきました。
屋根は塗装メンテナンスが出来ない「コロニアルNEO」を使用していたため、カバー工法で施工をさせていただきました。
屋根材はディーズルーフィングをお選びいただき、外壁はラジカルシリコン塗料にて塗装させていただいたため、耐久性が向上しました。
住所 | 東金市 |
施工箇所 | 外壁 屋根 コーキング ベランダ シャッター 軒天 雑鉄部 破風板 雨樋 |
施工内容 | 外壁塗装 屋根カバー工事 |
費用 | 1,500,000円 |
工期 | 約1か月 |
築年数 | 17年 |
使用商材 | 外壁:ASTECシリコンREVO1000-IR 色:ミネラルグレイ/チャコール 屋根:D’sルーフィング ディプロマットスター 色:オニキス |
大網白里市 外壁塗装 屋根塗装
大網白里市 季美の森 外壁塗装 屋根塗装 I様邸 「屋根のてっぺんが浮いている」と訪問販売から言われて・・
訪問業者に屋根の浮きを指摘され、ご不安との事でご依頼をいただきました。
全体的に経年劣化が進んでいる状態で、ひび割れやサッシ部分の腐食などを修繕し、全体的にメンテナンスを行いました。
柔らかい印象だった外観も一掃し、新しいデザインに生まれ変わりました。
住所 | 大網白里市 |
施工箇所 | 外壁 屋根 コーキング 雨戸 軒天 帯板 破風 霧除け |
施工内容 | 外壁 屋根 |
費用 | ~150万円以内 |
工期 | 約1ヵ月 |
築年数 | 27年 |
使用商材 | 外壁 ASTEC フッ素REVO1000-IR 色:ウィザードコッパー 屋根 ASTEC スーパーシャネツサーモF 色:トゥルーブラック |
千葉市 外壁塗装 屋根ガルバリウム鋼板重ね葺き
千葉市 O様邸 外壁塗装 雨戸交換 屋根ガルバリウム鋼板重ね葺き 外壁カラーシミュレーション 施工事例
チラシとホームページをご覧いただき、今回ご依頼をいただきました。
外壁と屋根の経年劣化が進み、汚れが目立っている状態でした。
屋根はスーパーガルテクトをお選びいただき、カバー工法にて施工させていただきました。
外壁は耐久年数の長いフッ素塗料で塗装したため、耐久年数が長くなり、メンテナンスの手間がかからない仕上がりになりました。
住所 | 千葉県千葉市 |
施工箇所 | 外壁塗装 軒天 破風板 雨戸 雨樋全部交換 屋根ガルバリウム鋼板重ね葺き シロアリ消毒 |
施工内容 | 外壁塗装 |
費用 | 約391万円 |
工期 | 約23日間 |
築年数 | 29年 |
使用商材 | 外壁:AGCコーテック ボンフロン 水性サンバリアSR 色:カーキ 屋根:スーパーガルテクト カバー工事 色:シェイドモスグリーン |
まとめ
今回は外壁と屋根のメンテナンスについて、施工の種類や、どんな方法を選んだら良いかなど、ポイントも紹介いたしました。
外壁と屋根のメンテナンスは同時に施工することが、最もコスト削減に繋がります。
現在の劣化症状や、次のメンテナンス時期も見据えたプラン作成がとても重要です。
業者へ相談する際は、その点もしっかり確認しておきましょう。
こうちゃんペイントは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。外壁屋根塗装だけでなく、リフォームも行っておりますのでお気軽にご相談ください。
