何色なら外壁の汚れは目立たない?汚れにくい色や、塗料の選び方について解説


黒ずんで汚れた外壁をみると、つぎに塗り替えをするなら、汚れが目立たない色にしたいと考えてしまいませんか。

汚れは見た目だけでなく、外壁劣化のサインでもあり、家のメンテナンスにも影響します。


この記事では、外壁の汚れが目立たない色や、塗料選びについて解説します。


外壁が汚れる原因や環境

外壁の汚れは「ホコリ、排気ガス、黄砂、コケ・カビ、雨」などによるものです。

汚れやすさは住まいの環境によってもちがい、汚れやすい環境を知って汚れの色が目立たないように対策することが大切です。

「周辺施設」「周辺環境」「地域環境」の点から、外壁が汚れやすい環境について見ていきます。

 

周辺施設


砂ぼこりや排ガスが多く飛んでくる場所では、外壁が黒ずんで汚れやすくなります。

公園やグラウンド、畑やお寺の境内などの施設が近いと、家の周辺にも土や砂が舞います。

また、幹線道路の近くや発電所、製鉄所の近くは排ガスの多い場所です。

周辺環境


外壁が緑や黒に染まっていく場合は、日当たりのほか、近くの水辺が影響しているかもしれません。

池や川、湖などの水辺が近くにあると、家の屋根や外壁がしめりやすく、ジメジメした環境がつづいて、コケやカビが繁殖しやすくなるからです。

地域環境


せっかくの真っ白な外壁に雨だれの細い筋が無数についたり、黄砂で黄色く変色すると、見た目も悪くガッカリしてしまいます。


年間の降水量は都道府県によって異なり、四国や九州地方は日本の中でも雨の多い場所です。また、春ごろのモンゴルや中国からの黄砂は、西日本に多く飛んできます。


汚れやすさは地域の気候にも影響を受けるため、地域環境に応じて、外壁の汚れが目立たないよう対策しておくと安心です。


汚れが目立たない外壁の色


経年とともに外壁は汚れますが、同じように汚れていても、汚れが目立たない色があります。

汚れが目立たない外壁の色の特徴や種類について見ていきます。

汚れをカムフラージュする中間色


カマキリなどの昆虫は、草木や葉と同じような色合いで自分の姿を隠し、カムフラージュします。

同じように外壁が汚れと同じような色合いも持っていると、汚れと区別しにくく、汚れが目立たないのです。


赤や青、白や黒など純粋な色に白や黒を混ぜた色を中間色とよびます。

中間色は、はっきりと一色で主張しない色で、いくつかの色味が含まれているため、外壁の汚れが目立たない色といえます。

汚れが目立たない色の種類



汚れが目立たないという理由で、外壁に選ばれる人気の色をご紹介しましょう。


グレー:全般の汚れが目立ちにくく、シックでモダンなイメージになる。


アイボリー・ベージュ:砂ぼこり、排ガスの汚れが目立ちにくく、ナチュラルでエレガントな雰囲気になる。


ブラウン:土や砂ぼこり、排ガスのほか、黄砂や花粉も目立たない色。落ち着いた印象で、街並みや自然にも溶け込みやすい。


グリーン:カビやコケが繁殖しても、目立ちにくく、自然の多い場所にもなじみやすい。カラーの明るさによって個性的でおしゃれな外壁になる。

外壁の色の決め方や人気色についてはこちら↓

家の外壁色はどう決める?カラーシミュレーションのポイントや人気色のランキング



汚れが目立つ外壁の色


外壁が劣化したように感じるのは、汚れと同様に色あせも原因の一つです。

こちらでは、外壁の汚れや色あせが目立ちやすい色を見ていきます。

色が鮮やかな純色


鮮やかで混じり気のない色を純色とよび、黒や白、赤や青、黄などがあります。

これらの色は、その色自体が鮮やかで主張するため、別の色の汚れが付着するとその汚れが際立ってしまうのです。


雨だれの細い筋や、砂ぼこりや黄砂の細かい汚れ、コケやカビのうっすらとした汚れも目立ちやすくなります。

色あせしやすい原色


外壁の汚れには、外から付着する汚れのほかに、色あせや変色があります。


色あせは、塗料に色付けする顔料が、紫外線によって劣化して起こる現象です。

また、金属が雨や酸素にふれて酸化すると、鉄さびや銅さびができ、その赤や黒、緑色のさびが雨で流れ出すと、外壁が変色する原因となります。


色あせや変色しやすい外壁の色は、赤や青、黄色といった原色系の色で、もともとが鮮やかな色であるため、色あせや変色が目立ちます。

とくに、赤色は紫外線の影響を受けやすく、色褪せしやすいとされ、慎重に検討が必要です。


汚れた色が目立たない外壁塗料の選び方


汚れが目立たない色で外壁を塗り替えしたい場合には、色選びだけでなく、性能のよい塗料を選ぶのがおすすめです。

塗料の性能によって、外壁を汚れにくく、またキレイな状態を長く保つことができます。

性能や機能に注目して、塗料選びについて見ていきます。

塗料の耐久性


外壁は雨や風、紫外線にさらされる場所で、自然環境につよく「耐久性」のある塗料によって、外壁の汚れが目立たず、美しい色をキープできます。

塗料ごとの耐用年数はつぎのとおりです。

ウレタン塗料:7~10年

シリコン塗料:10~15年

ラジカル塗料:13~15年

フッ素塗料:15年~20年


また、伸縮性のある弾性塗料を使用する場合、ひび割れしにくく耐久性がありますが、柔らかい塗膜にホコリなどの汚れがつきやすいため注意が必要です。


さらに、塗料は外壁材との相性が悪いものを選ぶと、塗膜がはがれやすく劣化が早くなるため、外壁材にあった塗料を選ばなくてはいけません。

防汚機能のある塗料


外壁の汚れを防いだり、洗い流す防汚機能のある塗料を選ぶと、少し費用はかかってもいつまでも外壁の汚れの色が目立ちません。


外壁表面を汚れにくく保ち、またはついた汚れを洗浄する機能がある塗料をご紹介します。

光触媒塗料:酸化チタンを原料とし、紫外線があたると外壁表面の塗膜が汚れを分解する(セルフクリーニング機能)。浮き上がった汚れは、雨によって流れ、長期間にわたって外壁の汚れが目立たない。


防カビ機能のある塗料:コケやカビの発生をおさえる成分が入っている。たくさんの種類のものがあり、防カビ効果が高い塗料を選ぶなら、対応するカビ菌の種類の多いものを選ぶのがポイント。


低汚染塗料:水となじみやすい親水性をもち、塗装によって塗膜表面の親水性を高められる。外壁に汚れをつきにくくし、またついた汚れを浮かして雨で洗い流すことが可能。

汚れを浮かして流すため、雨筋ができにくく、またカビや藻も繁殖しにくい。

ツヤのある塗料


塗料選びでは、外壁塗料のツヤに注目する方法もあります。

塗料には光沢感のあるツヤありのものと、マットな仕上がりのツヤなしのものがあります。

外壁の汚れが目立たない色にしたいなら、同じ色であってもツヤありのものを選ぶことをおすすめします。


ツヤありは、表面がツルツルした仕上がりになり、汚れがつきにくくなるからです。

ツヤアリには三分ツヤ、五分ツヤ、七分ツヤなどの種類があり、光沢感のちがいによって、外観の印象を変えることが可能です。


まとめ


この記事では、外壁塗装をお考えの方に、外壁の汚れが目立たない色について解説しました。

外壁は「ホコリ、排ガス、黄砂、コケ・カビ、雨」によって、経年とともに汚れ、劣化していきます。

住まいの周辺の環境も大きく影響するため、外壁が汚れても目立たない色を確認しておくと安心です。


また、色選びと合わせて塗料の性能や機能にも注目すると、美しい外壁の状態を長くキープできます。


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