「塗装の重ね塗りは1日で出来るの?」乾燥時間を守らないとどんなことが起きてしまうのか、塗料の仕組みについて詳しくご紹介

こんにちは!こうちゃんペイントです。

東金市内でも梅が咲き始め、寒さの中にも彩りを目にする季節となりました!
着実に春が近づいていますね。

 今回は山武市T様の現場になります。

施工前の様子です。
外壁にはカビや藻、コケの発生が見られました。

こちらはコーキングのひび割れ
劣化して硬化したコーキングに地震や車などが通過する際に生じる振動が加わることによってひび割れが起こることもあります。

外壁表面を触ると粉状のものが付着する現象「チョーキング」が見受けられました。
毎日、雨や風太陽熱による紫外線を受けている外壁。その塗料には酸化チタンという成分が入っており、徐々に分解され劣化していきます。
酸化チタンが粉に戻って外壁の表面に現れてしまう現象をチョーキングと呼びます。


隅々まで高圧洗浄で洗い流していきます。

外壁下塗り施工中

外壁中塗り施工中

外壁上塗り施工中

 塗装工事は乾燥をする時間が必要です。
外壁や屋根の重ね塗りは1日で終わるの?といったお問い合わせをいただくことがあります。
結論から申し上げると、1日で終わることは不可能です。

塗装工事には下塗り・中塗り・上塗りでしっかりと乾燥時間をおいてから次の工程に移ります。乾燥時間は塗料ごとに決まっていますので、メーカーの乾燥時間を守って乾燥させないと次のような施工不良が起こります。

・塗膜が膨れる
・色褪せが早めに起きてしまう
・外壁に汚れがつきやすくなる
・耐用年数より早く塗装が剥がれてくる
・短期間でひび割れが起こる

なぜ乾燥時間を守らないと施工不良が起きてしまうのでしょうか?

塗料は樹脂で出来ており、そのままの状態で塗装することが出来ない為、シンナーや水などで混ぜてから塗装を行います。硬化する前は塗膜に水分が含まれるので、その上から塗料を塗り重ねてしまうと塗膜に残った水分が邪魔をして塗膜が膨れてしまうのです。
つまり、乾燥時間というのは塗膜が硬化するまでの時間をいいます。

また、雨や雪など気候によって塗装工事が行えません。
気温が高い夏ほど乾燥する時間は早いですが、気温が低い冬は乾燥するまで少し時間がかかります。
そのため一概に何時間で乾きます!とは言えないのです。

乾燥時間をしっかりと守り完成したT様邸。

塗料はASTEC社スーパーラジカルシリコンGHのリーガルブラウンを使用いたしました。
(スーパーラジカルシリコンGHは、塗膜の劣化を抑える特徴があります。
また、耐候性や低汚染性、防カビ・防藻といった性能も兼ね備えているため、長期間にわたって劣化の少ない綺麗な外観を維持することが可能です。)

  • 悪徳業者に要注意!
  • 短期間で終わらせようと塗装前の下処理を省き、乾燥時間を守らず施工をする悪徳業者が居ます。施工後、数年経ってから予定よりもずいぶんと早く劣化してくることで、初めて手抜き工事をされたことに気付くケースが少なくありません。
  • 悪徳業者はほとんどが訪問販売で、屋根の指摘やすぐに契約させようとします。
  • 悪徳業者に騙されないために
  • ・訪問販売業者とは契約しない
  • ・相見積もりをとる
  • 塗装に関する資格を保有しているかを確認するようにしましょう。
  • こうちゃんペイントでは一級塗装技能士や雨漏り診断士、外装劣化診断士を持つスタッフが在籍しています。
  • 知識・技術・豊富な経験を持った外装のプロが丁寧な施工をいたします。
 

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